だらだらGW継続中。
大好きな光野桃さんの本をもう1度
ヴァンテーヌ編集部にいた時から大ファンだった、光野桃さん。当時イタリアにいらした光野さんのエッセイを、新人編集者だった私は、読者の方と同じくらい楽しみにしていました。おしゃれって、ビジュアルで見ることが普通だったときに、美しい言葉で着こなしやスタイルを語っていらして。そのことに、驚き、同時に憧れたのを覚えています。
その後、何度か偶然お会いする機会に恵まれ、光野さんが主宰される茶話会にお邪魔したこともありました。
1度は、当時、渋谷の途中にあった小さなジュエラーで。サンゴやパール、ターコイズをふんだんに使った独創的なジュエリーは、とてもとても私には手が届かず。しかも、何度か試着させて頂きましたが、誰が見てもまだ似合わない感じ。それが歯がゆくもあり、または「いつか似合う日」が楽しみになるような感覚も、不思議でした。
そのジュエラーで、雑誌の撮影のためのリースをさせて頂いていたとき。砂色だったように記憶していますが、乾いたリネンのすとんと長いワンピースを着た光野さんがいらっしゃいました。おそらく、そのジュエラーで買われた、深い赤のサンゴのネックレス、それもとても大ぶりなものをつけていらっしゃいました。湿度が低く、けれど日差しが強い日でしたので、おそらく、今くらいの時期だったのでしょう。
日本人らしい繊細さはありながら、インターナショナルな雰囲気があり。誰とも似ていない、その「スタイル」とオーラに圧倒され、もごもごとご挨拶したのでした。
その後、ご著書によると、あの光野さんでも、「おしゃれに迷い」「ファッションに追い詰められていた」時期があったそうです。
そんな話を直接お伺いしたい、と思っていたところ、時期は未定ですが、その願いが叶いそうです。
今日は、光野さんの最新刊「自由を着る」を読んで、静かに過ごしたいと思います。
そうそう、GW中の記事のインデックスを上げてくれたバタやんの読書日記も、公開になっています。ぜひ、こちらもご覧くださいませ♥
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