自分で言うのも何ですが、ターバンが妙に顔(頭?)になじむ編集部・大森です。その存在の偉大さに気づいた時から買い集めてしまい、かなりの頻度で投入しており、言うなれば偏愛しております。

今回は、ターバンのお話

こちら、映画が始まる前に時間つぶしで立ち寄ったH&M渋谷店にて、「なんだ、これ、カワイイ(999円と値段もカワイイ)♡」と即購入。ちなみに長さ約110cm、幅約10cm。この柄でワンピースがあったら絶対に買ったのに……と思うくらい琴線に触れた毒っけのあるノスタルジー柄。

 

この日は夜ライブがあり、いつもにましてカジュアルな格好で出社してしまいました(ライブの日はオールインワンを着がちという……)。全身を鏡でうつし、少しパンチが足りないなと思い、先日購入したプチスカーフを頭にキュッと。小さい面積ですが、顔まわりにくるアイテムゆえでしょうか、帽子やサングラスと同様、あるとないとでは全身の印象が大きく変わります。

 

オールインワンの丈感。自分が思っている以上に短くてこの写真を見てびっくり……鏡以上に、撮影するとビビッドに思い描いているイメージとのギャップをつきつけられますね。隠れてる面積ばかりを気にして、出てしまう面積への配慮を見誤りがちなのでしょうか。私はまだ自分の身長を咀嚼しきれていないようです……(苦笑)。ともあれ、海辺などで素足+ビーチサンダルで着ると本当に可愛いのでお気に入りのこのオールインワン(ちなみに長袖です)。ですが、やはりTPOをきちんと考えて投入しないと非常にリスキーなアイテムであることを再認識いたしました。


ターバンを積極的にリコメンドする理由は以下の5つです。

巻きつけるだけで、ファッション全体にムードが出て、こなれ感が出る
適当にまとめた髪にONするほうがキマる=究極の時短ヘアアレンジ
③ 寝グセ帽子のかぶりグセごまかせる
伸ばし途中の髪のどうにもならないまとまりのなさ生え際の白髪薄毛などを隠ぺいできる
巻き方によってはフィスライン(特に目尻)をさりげなく引き上げてくれる


ヘアバンド型になっているターバンなら、髪をシニヨンにまとめて、耳の上の方にかけるようにONすることがほとんど。ですが、このプチスカーフは本当に使い勝手が多種多様(お裁縫上手の方は、気になる端切れ布を使って自作するのが良いかと!)なので、少しだけ私の愛用テクニックをご紹介いたします。

スカーフをセンターで折って、シニヨン風にまとめた髪に「光GENJI巻き(注:勝手に命名してます)」。このスカーフは見せる側によって、まったく違う表情になるところもお気に入りです。黒の装いの時にはバラ柄側を出してたいな、と。
ダウンスタイルにONしたい「世良公則巻き(注:勝手に命名してます)」。初夏を過ぎたらTシャツ+デニム+コンバースのようなコーディネイトで実践したいです。髪をウエットに仕上げたいところです。

この他にもポニーテール(or高めの位置のひとつ結び)にざっくり巻いて長めに垂らす「伊藤かずえ巻き(注:勝手に命名してます)」、リボン結びを額のほうにした「ロカビリー巻き(注:勝手に命名しています)」もいいですね!

ちなみに頭以外にも……

このスカーフは首にあしらうのに本当に便利なサイズ。シャツやブラウスのボタンをひとつだけ多くはずして「チョーカー巻き(注:勝手に命名してます)」すると、首がスーッと長く見える気がします。ジャケットだったり、Tシャツだったり、サマーニットだったり……このスカーフに合わせたいトップスがたくさん思い当たります。
ブレスレット巻き(注:勝手に命名してます)」しても♡。娘さんの草履の鼻緒が切れた時に、通りがかりの書生さんが自分の手ぬぐいを千切って……のようなラフな感じがいいですね。きっちりとていねいにではなく、機転を利かせて、瞬時に巻いたようなニュアンスというのでしょうか? 意味不明だったらすいません(笑)。


皆様、いかがでしょう? とにかく便利なんです(笑)! ターバン(頭への巻き物)への熱き思いがほとばしってしまいましたが、「確かに便利そう」「ファッションのポイントにはなりそう」と思っていただけましたでしょうか?

「便利さが わかりかけたら きっときっと (買い物に行った際)ターバンのことしか見えない」状態になっていると思います。

まだまだ、ミモレ世代のターバン人口は少ないです。消費が伸びれば、需要が伸びる。もっともっと大人向けのターバンがたくさん市場に出回ってくれるはず。

もっと多くの方が頭にターバンを……
巻いてくれたらいいのに!

CREDIT :
スカーフ/H&M
コート/3.1 フィリップ・リム この日と同じ
オールインワン/ZARA
靴/ZARA
バッグ/本屋さんで購入

大森葉子

主にビューティ担当。「今日は夏休み?」と聞かれてしまうほどの“ど”カジュアルと「今日は何かあるの?」と聞かれてしまうほどのデザイン性のある服が好き。ほぼ“一目惚れ”買い派。

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