秋のメイク、皆様はどのパーツからアップデートしましたか?
私は(ファッションによっては口紅を深紅→ボルドーにチェンジしていますが)眉からアップデートしてみました!
どうでしょう、“レンガ色”投入で、ベージュ~ダークブラウンの“黄み”だけの茶色グラデーションでは出せないレディな雰囲気も漂うような?
「京劇や歌舞伎などのメイクって目元に“赤”を効かせてますよね? 表情を印象的にする時に“目元に赤”は本当に効果的だということは歴史が証明してくれてますね!」と。若い世代の女性たちのまぶたや高すぎる位置のチーク(ほぼ目の下)が急に濁りのない正真正銘の赤に色づき出した数年前、「なぜ、若者たちは急に?」という私の問いかけに対するメイクさんの返答を思い出しました。なるほど、と妙に合点がいったものです。
もちろん私たちは強い照明があてられる舞台に立って、遠くの人に何かを表情で伝える必要はないので、ほんのり目元に“赤”を効かせれば充分!
アイシャドウに赤を効かせるよりハードルはグッと下がります。眉にほんのり重ねるだけなので、私のようなナチュラルメイク派(いや、ズボラな人)にこそオススメのテクニックです。眉に奥行きが出ることで、シンプルにまぶたに立体感が演出できます。アイシャドウで四苦八苦している方に、是非お試しいただきたい!
メイクtipsもいたって簡単!
メイクに秋らしさをほんの少しトッピングしたい時。メイクを端正な印象に仕上げたい時。ナチュラルなのに印象的な顔になりたい時……ぜひ、眉に「赤み」をONしてみてください!
大森葉子
美容担当歴(これでも)20余年。ミーハー体質ではないが、効果があるものには素直にテンションが上がる性格。オイリーからインナードライへと急ハンドルを切った自分の肌に動揺中。