さっそく続きです。超ひさびさに訪れた「ジャパンヘナサロン本店」@恵比寿、昔とあまり変わっていない雰囲気に懐かしさがこみ上げ、相変わらず豊富なヘナカラーのカラーバリエーションにオロオロしながらも、冷静かつ慎重に色を選ぶことにします。昔は“カラスの濡れ羽”色の真っ黒ヘナでしたが、どうやら廃盤になったみたいでその色は見当たりません。

今回は、白髪もぐんと増えたので“コーヒーブラウンヘナ”(なるべく暗くする白髪40%以上の白髪ぼかし)にしました。ナチュラルヘナに藍やハイビスカスなどをミックスした「ジャパンヘナ」のおすすめカラーらしく、もちろん天然ハーブ100%、ノンケミカルです。


初回はしっかり染めたかったので「ヘナ塗布のみメニュー(3900円~)」にトライ。地肌からしっかりと全体に塗ってもらい、ラッピング&ヘアバンドでぐるぐる巻きになった状態で持参した帽子をかぶって帰宅(頭でっかちでかなり異様な様子でしたが、近所なのでもうどうでもいいの……)。好きな時間(1時間~3時間)放置したら、シャンプーブローを自分で行います。

2回目「ヘナトリートメント・スパシャンプーブロー込み(5800円~)」にしてみました。20~30分加温してしばらく置いてから洗い流し、約90分で全行程が終了。ナチュラル100%でも、しっかり染まったので満足です。「ヘナ塗布のみ」よりも楽ちんなので、それからはこのメニューを中心に頼んでいます。とはいえ、私は2週間に1回の周期でヘナカラーはマスト。セルフブローだと800円割引になり、ヘナトリートメント回数券(10回分の料金で11回分使えます)など、お安くできるメニューも豊富なのもお気に入りポイントです。
※HPのサロン検索から、全国でジャパンヘナを扱っているサロンが見つかります。


「ジャパンヘナ」でヘナカラーを繰り返し、地肌の刺激やかゆさは無くなり、髪も艶やかさや落ち着きが出てきたのですが、そのうち根元の明るさとそれ以外の黒さ(以前のケミカルが残っているのかも??)、白髪の浮きが気になるように。「ジャパンヘナサロン本店」には全国を飛び回ってヘナ講師の仕事をしているヘアスタイリストの方がいるのですが相談すると……


●ヘナ同志は色素が結合しやすいので、
塗り重なる部分はどんどん色濃くなりがち。

●しかも毛先ほど、なかなか色が抜けない。

●色素の結合力が高いのは圧倒的にヘナなので
コーヒーブラウンにナチュラルヘナを足して
新しい髪(根元)を明るい色でしっかり染めるのもひとつの手。

●根元だけヘナ、染めたくない部分は
ウォーターカラーヘナ(無色のハーブ)を塗ると
少しずつ根元と毛先の色差が気にならなくなる。

 

マジですか。やっぱり素人には無理だわ、
そんな高度な塗り分け……。

ということで、ここ2カ月はこの方法で塗り分けてもらっています。時間がある時は「ヘナ塗布のみ」にすることも。少しずつですが髪色が明るくなりつつ、明るいところが伸びて増えてきたので悪目立ちすることなく、黒いところもあれば明るい茶色の部分もあるメッシュ風になってきました! 

髪色がわかりやすいように撮影しなきゃと、あちらこちらをうろちょろ・・・・・。 素人写真ですが。何となくおわかりいただけますでしょうか? 寒いのにまたしても張り切って素足です。
 
 

あっちこっちに向けてブラッシングしながら、ドライすればなんとなくあっちこっちに毛先が遊んでくれるので楽ちん。お気に入りの現在の髪型は、昔懐かしの“ウルフ”をアレンジしてもらったものです。

失礼して、頭頂部のクローズアップ(お目汚し、ごめんなさい!)。赤っぽいところもありつつ、ヘナ仕立ての緑っぽさを感じるところもあり(ヘナの染めたては緑っぽく色が変わっていきます)、塗り重ねたダークな部分も。いろんな髪色が混じっていますが、もう少し伸びたらそれもまたメッシュ風でよい感じになるかなと期待しています。


カラーリングのように一回で思い通りの髪色にはならない「ヘナカラー」ですが、ゆっくりとした髪色の変化を楽しみにしながら、これからもサロンとおうちで続けていこうと思っています。

ところで、「ジャパンヘナサロン本店」にはきれいなチェリーレッドの髪がよく似合っているヘアスタイリストの女性がいるのですが、彼女に聞いたら、ケミカルが少し入ったヘナの“ピンクベリー”+ケミカルカラーリングを併用しているそう。ミモレッタのAAIIさんが教えてくれた「カラー剤+ヘナ」――しっかり染めつつ髪と地肌の健康をキープできるGOODアイデア!――と同じテクニックなんですね。生え際(こめかみ、もみあげ)が特に染まりにくい、抜けやすいと感じているので、私も試してみたいと思っています。

 

――これからヘナを考えている方へ――


最初はきしみが気になるかもしれませんが、
立て続けにヘナを行ってみてください。
色素の結合がよくなるので色持ちがアップ。しかも、
髪の手触りは格段によくなり、艶・ハリ・コシが出ます。

 色選びには悩むところですが
  できれば明るい色からトライを。
私のように白髪をしっかり隠したくて濃い色を選ぶと
 修正するのに年単位のスパンが必要になります。

顔立ちや肌色にもよりますが、
藍色が入った黒っぽい髪色はコントラストがありすぎて、
   年齢を重ねた肌には強すぎ&疲れて見えがち
ここ数年、髪色を明るくしたら? と言われ続けた有田の実感です。

 ケミカル全否定ではなく、
ヘナと上手に組み合わせるのも賢明。
   加齢による髪色と髪質のストレスから
簡単&気軽に解放されるかもしれません。