「時短」「かんたん」「おいしい」の3つの要素を満たしてくれる“お助け食材”として、昨年末から何かと話題になっているさば缶。その栄養価の高さと、すでに火が通っているので調理しやすいということで注目を集めていますが、新製品もどんどん登場し、味のクオリティもなかなかのもの。忙しい毎日を送る女性にこそ、ぜひ活用してほしい素材なのです。
缶詰を使った超かんたんレシピといえば、『男のええ加減料理』で中高年の男性に人気の医師の石蔵文信さん。料理初心者の中高年男性でも、失敗せずにおいしくできるレシピは、男性はもちろんですが、ベテラン主婦の時短料理としても人気です。そこで、石蔵先生の著書『缶詰で 男のもっとええ加減料理』より、忙しい日も簡単につくれて栄養もとれるレシピをご紹介します。

 

栄養バランス抜群! さば缶のなすみそ炒め


栄養バランス抜群の一品、さば缶を使った「なすみそ炒め」。調理時間は15分でできるので、パパッと済ませたいときにおすすめです。

 

 材料 
・さば缶(みそ煮)……1缶
・なす……小2本
・酒……大さじ2
・砂糖……大さじ1

 作り方 
1.なすは1.5cmほどの厚さの輪切りにする。
2.酒と砂糖を混ぜ合わせておく。
3.フライパンにサラダ油(適量)を熱し、なすを入れて軽く炒める。
4.さば缶を汁ごと加え、フレーク状になるようほぐしながら、弱火でからめるように炒める。
5.合わせておいた酒と砂糖を加え、さらに炒める。
6.全体に煮汁がとんだら完成。

 

 

缶詰だから骨まで食べられてカルシウム補充!
中骨チャーハン


40代から予防しておきたい骨粗しょう症の対策におすすめしたいのが鮭の中骨缶を使った「中骨チャーハン」。ミンチ肉の代わりに、鮭の中骨水煮缶を使うので、不足しがちなカルシウムをしっかり摂ることができます。冷蔵庫に残っている野菜を使うのでもOK、たった10分でパパッと作れるのも魅力です。パパッと簡単に、おいしくて栄養満点なのですから、缶詰を活用しない手はありません。

 

 材料 
・鮭の中骨缶(水煮)……1缶
・玉ねぎ……1/4個
・にんじん……1/2本
・ピーマン……1/2個
・ご飯……茶碗1杯分
・卵……1個
・中華スープの素……小さじ2

 作り方 
1.玉ねぎ、にんじん、ピーマンはみじん切りにする。
2.フライパンにサラダ油(適量)を熱し、野菜をすべて入れて弱火で炒める。
3.サーモンの中骨の水煮を缶汁ごと加える。
4.中華スープの素を加え、汁けをとばしながら強火で炒める。
5.ご飯を加え、からめるようにして炒め合わせる。
6.ご飯をフライパンの片側に寄せ、空いたところに溶きほぐした卵を流し入れて全体に混ぜ合わせたら完成。

石蔵文信

1955年、京都府生まれ。循環器科専門医。心療内科医。大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。三重大学医学部卒業。国立循環器病院研究センター、大阪警察病などで勤務後、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻准教授、大阪樟蔭女子大学学芸部健康栄養学科教授を経て、現職。
中高年男性に多いメンタル疾患と生活習慣病などを「男性更年期障害」として診察するための外来を、大阪、東京で持つ。「男性更年期障害」の治療に効果があるとして、男性が料理をすることを推奨し、不定期で料理教室を開催している。著書に『60歳からの超入門書 男のええ加減料理』(講談社)、『いくつになっても夫婦の性生活がうまくいく秘訣』(すばる舎)、『健康は八割くらいがちょうどいい 病とうまく付き合う方法』(KADOKAWA/角川学芸出版)など多数。

 

『缶詰で 男のもっとええ加減料理』
石蔵文信:著 定価1300円(税別) 講談社

味付き缶詰を使って、料理初心者でも迷わず作れるレシピ集。循環器科専門医が、料理を作ったことのない人でも、本格派の味になるように考案した超かんたんレシピが満載。更年期障害に悩む中高年の男性に向けた内容だが、忙しいワーキングマザー、一人暮らしの女性などにも好評で、幅広い層から支持を得ている。

構成/角田多佳子 写真/宮前祥子