パリのエルメスで買った、「実はずっと気になっていたもの」

パリ初心者の私に、「パリに行ったら絶対に訪れるべき」と、パリ上級者が一言。それは、サン＝ジェルマンデプレにある、エルメス セーブル店です。高級レジデンスの室内プールを改装した、というこのショップは、入った時から最高に良い「気」が流れています。

本店が重厚で、少し「いかめしい（良い意味で♡）」雰囲気なのに対して、自然光が燦燦と差し込み、そして１フロアがとても広いため、開放的。思わず、「うわあ」と声が出てしまいました。

本店と比べてゆっくり見て廻れるし、カフェやブックストアも併設されていて、それこそ買い物を楽しみながら、半日過ごせそうです。「好きだ！！　ここ」と思いながら、実はずっと気になっていた「あるもの」を、１階奥、ブックストア近くに見つけました。はい。エルメス×アップルウォッチ♡　リネンやコットン、デニムなどが大半の――私の服には、少し「テクノロジー」が過ぎるだろうか(笑)と思っていたのですが。街で見かける、素敵すぎる、と視線を送ったパリのマダムの手元には、80％の確率でこのアップルウォッチが。しかも、彼女たちはカフタンやコットンのプリントワンピースなど、かなりナチュラルな素材にしゃきっと合わせていました。ナチュラル×テクノロジーのコラボレーション。なるほど！　少し素朴に見える素材やシルエットも、かりっと焼けた肌、すっきりと締まったボディライン、そしてこのテクノロジーがあれば、ぐっとクールに見えるんですね。

かなり売れているらしく、欲しいベルトの色がなかったらやめよう、と思いましたが、ありました(笑)。白のベルト。テラコッタに焼けた肌に白のベルトのアップルウォッチ。

夏はリネンのオーバーブラウス、秋はシルクのワンピース。冬はミドルゲージのカシミヤニット。春は、デニムジャケットに合わせて、楽しんで使おうと思います。

モデルにもよるのでしょうが、プリントのベルトがもともとついてきます。お茶目なプリントは、それはそれで可愛い！　ベルトの付け替え方がわからなかったので、今日から出かけるハワイ出張から帰ったら、エルメスのショップに聞きに行こうと思います♡

最後になりますが。テレビやニュースを見る間もなかった週末を過ごし、今日は早朝からニュースを見ていてびっくりしました。西日本の大雨。広島は、昨年ミモレ編集部も訪れた県です。岡山は、大好きなデニムの工場があり、近々伺いたいと思っていた場所です。たくさんの方がお亡くなりになり、そして未だ行方不明の方も大勢いらっしゃるそうです。これ以上、被害が広がらないこと、早く元の生活が戻ることを、心よりお祈り申し上げます。