手抜きに見えないワンツーコーデ、5つのルール
気持ちの良い日差しが降り注ぐ初夏。心がはずみ、足も外に向かうものの、着ていく服には悩んでしまう、そんなことはありませんか? そう、これからの季節はトップスとボトムのワンツーコーディネートが基本。このワンツーコーディネートは、ともすると手抜きに見えたり、地味になってしまうため、大人世代にとっては難しいのが正直なところ。そこで、シンプルながら、スタイルのあるコーディネートが人気のスタイリスト福田麻琴さんに、初夏のおしゃれ講座の開講をオファー! まずは、基本の”き”。ワンツーコーディネートを手抜きに見せないための5つのルールを教えてもらいました。
初夏のおしゃれは「無理なく、心地良く」がキーワード by 福田麻琴
「アウターを着なくてもOKになるこれからの季節は、ワンツーコーディネートになるのは当たり前。だからと言って、おしゃれを諦めてしまうと一気に老けこんでしまいます。一方で、無理をして盛り過ぎると、色々な意味でツラくなってしまいます。そこで、無理なく心地よく楽しめる初夏のおしゃれルールを5つにまとめました。ちょっとした工夫で、初夏のおしゃれは格段に楽しくなりますよ」
Rule1
シルエットで工夫!
”ピタふわっ”シルエットなら華やかに
「ワンツーコーディネートも、バランス=シルエットを意識して組み立てると、印象は180度変わります。おすすめは”ピタふわっ”シルエット。メリハリがついて、ぐっと華やかになります。スカートの丈は足首がのぞくくらい、またはマキシ丈にすると、より大人らしく、ドラマティックに。ピタッとしたトップスが苦手な方もいるかもしれませんが、デコルテもしくは背中に抜けのあるものや、フレンチスリーブなど、ポイントを抑えて選べば、細見え効果を発揮してくれます」
Rule2
ボリュームアクセサリーをプラス
今季はエスニックなデザインが豊富!
「首元や耳元、手元に、ボリュームのあるアクセサリーを足してあげると、それだけで着こなしの鮮度が上がります。Tシャツにデニムなど、シンプルでカジュアルなときほど効果はてきめん! 今シーズンは、クリアなもの、ウッド調のもの、ゴールドでもマットでプリミティブなデザインなど、着こなしに軽やかさとエキゾチックなアクセントをプラスしてくれるものが豊富に揃っています」
Rule3
ヌーディなレザーサンダルで
”抜け”と”大人らしさ”を両立させる
「洋服のアイテム数が少ない分、足元に何を合わせるかも、手抜きに見えるか見えないかの大きな分かれ道に。おすすめは、ヌーディなデザインで、きちんと見えする素材を使ったもの。例えば、ビーチサンダルのようなデザインだけれど、素材はレザーやパテントといったタイプ。初夏から夏にかけては”肌感”もおしゃれアイテムの一つです。抜けを作りつつ、素材できちんと感を出し、大人らしく仕上げて。素材がきちんとしていると、はいていけるシチュエーションの幅も広がります。私自身も一番愛用しているのが、このタイプのサンダルです」
\これもおすすめ!/
「今回モデルを務めてくれた鈴木六夏さんもプライベートで愛用している「ティキーズ」は本当に優秀! お値段もこなれていますし、色違いで揃えても損のない名品。ベージュやブラックなどベーシックカラーもバリエーションが豊かですが、ニュアンシーなネイビーやカーキも新鮮。ビーチサンダルの気楽さがありつつ、マットだったりパテントだったりと素材に表情があるので、大人の初夏のおしゃれを支えてくれます」
Rule4
一点投入で華やかにーー
”パキッとカラー”の力を借りる
「太陽の光が強くなるこれからの季節は、色の力が最大限に生きてきます。なかでも、”パキッとカラー”はコーディネートを元気に華やかに見せてくれます。シンプルにTシャツにカラーパンツを合わせるだけでも、シャレ度は確実にUP! また、パキッとカラーは肌の色を選びません。ニュアンスカラーは、白肌なのか日焼け肌なのか、さらに赤みが強いのか黄みが強いのかでも、似合う色が変わってきますが、パキッとカラーは、白肌ならドラマティックに、日焼け肌ならヘルシーに見せてくれます」
Rule5
インナーにも注意を払って
ジーユーやユニクロのカップ付きキャミソールが優秀!
「大人のおしゃれに”清潔感”は欠かせません。だんだんと薄着になる時期でもあるので、インナーも手を抜かずに選んで欲しいのです。実用性の高さや買い替えのしやすさを考えると、ジーユーやユニクロのカップ付きキャミソールは本当に優秀。Vのカットが深いので、Vネックのトップスやデコルテを開けて着たいシャツのときにも活躍してくれます。また、ジーユーのミントグリーンのキャミソールはリブ素材なので下着感がなく、ふとした瞬間に見えてしまっても気になりません。ユニクロは、汗をかいてもさらっとした素材だったり、シームレスで洋服に影響しなかったり。収納可能な汗とりパッドがついていたりと、毎シーズン進化しています。撮影のときに、モデルの着用率が高いのも、この2ブランドだったりもするんですよ」
いかがでしたか? すぐに真似できるルールやアイディアが満載でしたね! 次回は5月20日(月)に公開予定。今買って夏まで活躍するアイテムの、福田さん的BEST3をご紹介します。お楽しみに!
※本ページに掲載している価格はすべて税別になります。
撮影/福本和洋(MAETTICO)
モデル/鈴木六夏
スタイリング/福田麻琴
ヘア&メイク/川村友子
<問い合わせ先>
RHC ロンハーマン tel. 045‒319‒6700
エイトン⻘⼭ tel. 03‒6427‒6335
エフユーエヌ tel. 03‒3407‒3766
エブール tel. 03‒5412‒1871
エリオポール代官⼭ tel. 03‒3770‒6438
エンフォルド tel. 03‒6730‒9191
ココシュニック オンキッチュ 有楽町マルイ店 tel. 03‒3213‒5049
ジーユー tel. 0120‒856‒452
ダブルビー tel. 03‒6861‒7688
デ・プレ tel. 0120‒983‒533
チャン ルー ジャパン ショールーム tel. 03‒6455‒4707
ティアラ tel. 03‒3464‒3310
ピーチ tel. 03‒5411‒2288
ビショップ tel. 03‒5775‒3266
ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店 tel. 03‒6212‒1500
プラステ tel. 03‒6865‒0500
マーコート tel. 03‒6421‒4401
ユナイテッドアローズ 銀座店 tel. 03‒3562‒7798
ユニクロ tel. 0120‒170‒296
PROFILE 福田麻琴さん
女性誌を中心に広告、CM、カタログ、タレントのスタイリストとして活動中の2009年にフランスへ留学。1児の母。身長161㎝。Instagram:@makoto087