2)家族と住んでいる方:ひとりの時間を確保しよう


家族と住んでいる方は、自粛生活によってひとりの時間が少なくなっています。夫婦とも在宅ワークになったり、お子さんが休校で家にいたり、実家暮らしの方は親と過ごす時間が長くなったり。

 

繊細さんはもともと、一人の時間を大切にする傾向にあります。非・繊細さんと比べてたくさんの刺激を受け取るため、一人になってリラックスし、刺激を流していく時間が必要なのです。

 

家族と住んでいる方は、意識してひとりの時間をとるようにしてください。家族が散歩や買物に行くときには一緒に行くのではなく、別々に行くようにするなど、小さなことからでかまいません。「家族だし一緒に行ったほうがいいんだろうな」と思っても、あとから一人の時間が足りなくなるのであれば、無理せず別行動にしてくださいね。

夫婦ともに在宅ワークで自分の個室がない場合などで、ふたりともリビングにいるのが息苦しければ、寝室に机を持ち込んで日中は部屋を分けるなど、積極的にひとりになれる空間を確保するといいですよ。家族と笑顔で一緒にいるためにも、ひとりの時間は重要です。
 

3)一人暮らしの方:話せる相手を確保しよう


一人暮らしの方は、ちょっとしたことを話せる相手を確保しましょう。繊細さんのコミュニケーションは、非繊細さんに比べると非言語のやりとりが多いです。声のトーンがわずかに変化したこと、ちょっとした表情や仕草など、細やかに情報を受け取りながら会話しています。ですから、メールよりは電話、電話よりはビデオ通話で相手の顔を見ながら話せると、より安心します。

一日に10分でも誰かと話せる時間があるとずいぶんラクになります。繊細さんの交流会がオンラインで開催されていますから、この機会に参加してみてはいかかでしょうか。

繊細さん交流会とは、繊細さん当事者や、繊細さんのコミュニティが主催している、繊細さん向けの交流会のことです。SNSやインターネットで「HSP お話会」「HSP 交流会」などで検索してみてください。繊細さんどうしで話せると、ほっとしますよ。

次回は、繊細さんのリモートワークでのポイントをお伝えします。
 

前回記事「【繊細さん診断テスト】コロナのピリピリムードがつらいあなたは繊細な人=「HSP」かもしれない」はこちら>>

 
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