――でも今のところは、とくに体調不良は感じられてないんですよね? 

ともさかりえさん「40代になって更年期を意識し始めた理由とケア法」_img2

 

今のところ大きな不調はないんですけど、ただ私は35歳ぐらいから、すごく体質が変わったなという実感があるんです。肌質も変わってそれまで使っていた化粧品が一気に合わなくなったり、尋常じゃないくらい体が冷えて寒かったり。
あと、とにかく疲れやすくもなりましたね。一瞬、若年性更年期なのかなと思って、調べたりしていた記憶もあります。

 

――確かに更年期みたいな症状ですね。

でしょ?これは明らかに何かが違うって感じたんです。
だから私個人的には、体に関しては35歳がある意味向き合い直すタイミングでしたね。

――その症状にはどうやって対応したのですか?

先ずはとにかく体を温めるということを意識しました。冷え取りじゃないけれど、内側がシルクになった股引みたいなのを年中穿いていましたし、「寒すぎて痛い」ぐらいのレベルだったので、温めるということを身体の内側からも外側からも意識したんですよ。
そうしたらかなり良くなりました。だから本当にケアって大事だなあと思って。

――それまで体は強いほうだったんですか?

それまでは強いと思っていて、何のケアもしていなかったんですよね。
でも振り返ると、気合いというか、根性で乗り切っていた、みたいなところは多分にあったと思います。そろそろ運動とか始めなきゃなとも思っていたんですけど、30代ってプライベートもいろいろありすぎて、あんまり自分のことに目を向けられなかったんです。そのしわ寄せが35歳くらいで一気にきたのかなあって。

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――そんなにダメージがあったんですね。

冷えもだけど、もう本当に急に疲れやすくなって。
「これぐらいの仕事量でこんなに疲れてたっけ!?」と自分でも驚くくらいで。
体調も崩しやすくなりましたし、「これくらいの無理で風邪引いたりしなかったのに……」といったことがしょっちゅう起こるようになって、これはどうにかしなきゃいけないなと。

――それが今の更年期対策にもつながっているのかもしれないですね。

とにかく私は、何に対しても気合いで乗り越えられると過信してしまうところがあるから。それはもう無理だし、努力と根性だけでどうにかなるっていう考え方は卒業しなくちゃいけないなって痛感したんです。でも私に限らず、ついつい頑張っちゃう女性が多いでしょう?

――それで無理した結果、不調を感じたり、病気になったりしますもんね……。

そうそう、それじゃ元も子もないなと思って。だからこの歳になってくると、「誰かのためにキレイになりたい」みたいな発想じゃなくなってきますよね(笑)。
もちろんそういう気持ちも大切にしているけど、それ以上に、いかに自分が快適に機嫌よく過ごせるかということが大事になってくるんだなと思っています。

――結局、それが人のためにもつながってきますしね。

そうなの!結果的に周囲にいる人たちのハッピーにも繋がるから。
いつも機嫌がいい人って、体も元気だったりするじゃないですか。わりとそういう単純なことなのかな、と思うようになって。
お世話になっている、東洋医学をベースとしたホリスティック医学に基いたサロンの先生が「心が弱っているときは、身体が弱ってると思えばいいんですよ」と話していて、「なるほど!その通りだな」と気持ちが楽になったんですよね。
身体と心は絶対に切り離せない。それで更年期の準備もこんなに熱心にしている、というわけなんです。

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〈デリケートゾーンソープ〉
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〈冷え取りアイテム〉
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〈サロン〉
BHY 表参道

撮影/若木信吾
スタイリスト/斉藤くみ
ヘアメイク/北一騎
取材・文/山本奈緒子
構成/片岡千晶(編集部)

<衣装お問い合わせ先>
ジャーナル スタンダード 表参道 tel. 03-6418-7958
ジャーナル スタンダード レサージュ 銀座店 tel. 03-5524-2200
ショールーム セッション tel. 03-5464-9975

前回記事「ともさかりえさんの恋愛観「刹那的な恋、そして結婚を経た今」」はこちら>>

 
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