こんにちは!

ジョージアは最近、日中は半袖でも暑いくらいになってきたのに、夕方になると必ず雨が振り、夜はひんやり肌寒い日が続いています。夜間は外出禁止なのでそんなに困らないのですが、寒暖差の激しさに相変わらず驚かされています。

優しい色合いのヴィンテージのカットソー。まずは慣れた色を一点から取り入れるとチャンレジしやすい。

さて今日は、最近ヴィンテージファッションの魅力に取りつかれているというお話。

元々私は全くヴィンテージや古着に興味がなく、どちらかというと苦手でした。お店の臭いが嫌、陳列の仕方が美しくない、合うサイズがない、色&柄&形が古臭い…。自分で書いていて、こんなにもマイナスイメージばかりだったのかと驚きます(笑)

きっと、私と同じ様にヴィンテージや古着に苦手意識がある人も少なくないと思うので、今日はそれを少しでも払拭できたら嬉しいなと思います。

 

ファッションに敏感な方はご存知かもしれませんが、ジョージアがファッション業界で注目され始めたのは数年前。2016年にバレンシアガのアーティスティック・ディレクターにジョージア出身のデムナ・ヴァザリアが就任してからです。

ジョージアに渡る前からその情報を得ていた私は、ジョージアンファッションに触れることをとても楽しみにしていました。というのも、タイやオーストラリアに移住する際は、日本で買った品質の良い服を持って行っていたのですが、インドでその独特のファッションに触れ、現地で服を購入する楽しみを覚えてしまったのです。(インドの縫製技術は高く質もとても良いので、インドを離れても愛用しています。)

インド生活は色々と大変なこともあったけど、ビビッドな色彩のインド服を着られることが本当に楽しく日々の喜びでした。

ところが、ジョージアに来て街中を探しても、ショッピングモールに行っても、なかなかジョージアブランドのショップを見つけることができず…。その代わり目につくのは古着屋さんばかり。

聞いたところによると、ジョージアに古着文化が根付いているのは、物が不足していた旧ソ連時代の名残で、今こそZARAやH&M、その他ファストファッションが軒を連ねていますが、新品の服を買うのは、若い世代や一部のセレブリティだけなんだとか。

つまり、ジョージアの一般的なファッションって、ヴィンテージや古着ということかぁ…と、ガッカリしていたところに、ファッションスタイリストの野崎仁美さんと出会い、ファッション講座の中でヴィンテージの上手な取り入れ方を学ばせて頂いたのでした。

仁美さんはヴィンテージが大好きなので、私が持っていた不安(①臭い、②見づらい、③サイズ感、④色や柄)に対し、いったい何を言ってるの?といったご様子(笑)これはもう見て学ぶしかない!と、ヴィンテージショップでのお買い物レッスンの時に仁美さんをじっくりと観察してみました。

日本にもありそうな、清潔でオシャレな近所にある古着屋さん、Dezerter。こちらはビンテージより古着が多め。

まず、苦手ポイントその①臭いと、その②見辛いことについて。

これはもう、上の店舗のお写真を見てお分かりいただけると思うのですが、入った瞬間にわかります。変な匂いがするな、服を探し難そうだなと思ったら、そこに自分に合うお洋服はありません。ちなみに仁美さんは入らなくても入り口を見てわかるそうです。こっちのお店はショーウィンドウがない場合も多いのに、チラッと見ただけでオーラを感じるんだそう(笑)

トビリシで一番のお気に入りのヴィンテージショップ、Shantay。こちらはヨーロッパのクラシカルなものが多数揃っていて、お客さんの年齢層も幅広く、店員さんもとても親切!

 

次に、苦手ポイントその③サイズ感。

ヴィンテージは小さいサイズのものからどんどん売れていき、大きなものが残っていくらしく、小柄な私がジャストサイズを見つけるのは至難の業。

「お直しすればいいじゃない」と仁美さんから言われたけど、(今でこそパンツの裾上げはお店によってはサービスでしてもらえますが)昔から裾上げに時間とお金を取られることが嫌でしょうがなかった私は、わざわざサイズが合わない服を買ってお直しをすることが最初はどうしても受け入れ難く…。

でも、ヴィンテージの服は、サイズの違う同じ服に出会える可能性は限りなくゼロに近い。今では、なんとかして着たい!という思いが勝り、わざとオーバーサイズで着たり、お直しをするまでヴィンテージの虜になってしまっています。

ありがたいことに、うちの近所にはお直しやさんが沢山あります。しかも、ミシンがレトロ!これも古着文化が続いているからこそでしょうね。

最後に、④色と柄と形が古臭い件について。

これが一番の勘違いだったことに気が付きました。何故なら、今流行っているものは過去に一度は流行っていたものだから。昨年から人気のパワーショルダーの服も、今春人気のパステルカラーの服も、いくらでもあるんです!

ヴィンテージショップで購入したお洋服たち。初心者はベーシックな色やいつも着ている色合いを選ぶのがコツ!新品のお洋服ともマッチして取り入れやすいですよ!

しかも「何十年もきれいな状態で耐え抜いてきた服」と仁美さんが仰っていた様に、本当に生地も縫製も質が良い!

お値段もとってもお手頃。ファストファッションのお洋服とほとんど変わらないお値段で、質は何倍も良いのなら、ヴィンテージの方がコスパも良いし、何より、何度もお店に通ってやっと出会えたたった一着のお洋服は、より大事にしたいと思えます。

「安いから捨ててもいいや」「高かったから大事にしよう」という、値段でしか物の価値を測れない考え方からやっと開放された気がして、お買い物をしていてもとても気分が良いのです。

 

そして、

近年ようやく問題視され始めたファッション業界が環境や人権に与える影響について、自分もわずかながら取り組めていることになにより喜びを感じます。

ファッションは好きだけど、服を消費することには抵抗がある。ファッション業界が抱える環境問題や人権問題を自分とは関係ないで済ませたくない。でも、オシャレはしたい。

そういう思いを持っている方に、私のファッション修行がヴィンテージファッションにチャレンジするきっかけになれたら嬉しいです。

日々のコーデはinstagramで発信しています!

 

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