皆さんこんにちは!田島茉夜です。
先日、渋谷ストリームホールで行われた、チェコフェスティバルに行ってきました。

 

私にとってチェコ共和国は遠くにありながら、とても身近な国なのです。

中学生の時、家の近く(とっても田舎)にある市民ホールに、チェコ少年少女合唱団がやってきました。「なぜこんな田舎に?」と思いましたが、日本ツアーで全国色々なところをまわっていたようです。

透き通るような歌声、聞いたこともない東欧の曲、美しすぎるハーモニーに、あっという間に魅せられ、聞き惚れました。合唱って、なんて楽しいんだろうと思いました。

興奮が抑えきれなかった私は、バスに乗って帰っていく合唱団を見送ろうと思って外に出ました。他にも何人かが見送っていました。
すると、歌っている姿がとても楽しそうで、コンサート中、ずっと気になって見ていた女の子と目があいました。その子はバスの窓から、ずっと私に手を振ってくれたのです。気持ちが通じたのでしょうか。今思うととても不思議です。とっさに、私の名前と住所をハンカチに書いてバスの窓から彼女に渡して、見えなくなるまで手を振り合いました。

刺激のない田舎に住んでいた私は、その交流の感動が忘れられず、コンサートの感想を書いた手紙をチェコ大使館に送りました。
そして、すっかり忘れた頃に、チェコ少年少女合唱団からレコードと手紙が送られてきました。驚きでした。

その何年か後、再び合唱団は日本ツアーにやってきました。手を振ってくれた女の子も来日することがわかり、どうやってそうなったのか忘れましたが、自由時間に私の家にも遊びにきてくれました。合唱団が泊まっているホテルにも遊びに行って他のメンバーとも交流しました。

それから、少し途切れたもののその女の子とずっと文通を続け、なんと40代半ば、仕事の研修でチェコに行った際に、プラハで再会を果たすことができたのです。彼女の家を訪ねると、なんと私がバスの窓から渡したハンカチを見せてくれました。


プラハでは、スメタナの曲で有名な、雄大なモルダウ川を眺めたり、休日には、彼女の旦那さん、娘さんと一緒に郊外のコテージに行き、親戚たちと一緒に森を歩いたり。チェコの風景をこの目に焼き付けた日々でした。

 

チェコの自然、建物、人の優しさ、全てが感動的でした。友達はほとんど手紙でしか話したことがないのに、話しているとずっと親友だったかのように自然で、家族ぐるみでとにかく親切にしてくれました。娘さんはそれまで英語が嫌いだったのに、英語を使うと私と話せて楽しかったと、その日から英語の勉強をするようになったそうです。泣けますねー。

 

合唱団の練習も見学させてもらえ、当時の指揮者がいまだに指導をしていることにびっくり。そして、子供達が、見学している私のために歌を1曲歌ってくれたのです。こんな贅沢なことあっていいのかと思うほど美しいハーモニーに包まれて、私は本当に幸せでした。私のそばで友達がOGとしてソプラノパートを歌っていました。


私はこんなに人に優しくされた経験ってこれまでないかもしれないと、チェコ最終日にホテルで号泣してしまいました。

そんな濃い思い出のチェコ。実際に行ってさらにぐっと身近になったので、チェコフェスティバルが開催されると知って、時間がないけど少しだけでも行ってみようと渋谷にむかったのです。

会場には、チェコの特産であるガラスを使ったボタンや絵本など、かわいいものがたくさんありました!

 

 

 

チェコといえばビール!ズノイモという町はワインの名産地らしく、ワインも売っていましたよ。コロナ感染防止のため会場飲食が禁止で残念でしたが、チェコ特産のビールやワインをホクホク買って、ご機嫌で帰りました。

 

 

チェコ政府観光局やチェコ親善アンバサダーからの、文化や観光地の紹介など、ステージプログラムも盛りだくさんだったようです。
私は時間があまりなかったのですが、チェコ音楽のコンサートは聞くことができてよかった!

スメタナの「モルダウ」や、ドヴォルザークの「遠き山に日は落ちて」は、日本でも有名な、チェコの作曲家の曲です。「おお牧場はみどり」もチェコの曲なんですよ!意外に身近なチェコの音楽を、チェコの楽団で長年バイオリンを弾いていたアーティストが演奏してくれました。

その様子をチェコの友達にリアルタイムにメールで伝えたところ、すぐに返事が返ってきて、チェコフェスティバルが日本で開かれていることにびっくりしていました。

購入したチェコのガラスボタン。何につけようかな
可愛いイラストのチェコの切手

手紙でやりとりしていた頃からの仲が今も続き、瞬時に思ったことを共有しあえていることがとても不思議でうれしい!

チェコがまた身近になったイベント、絶対に来年も行こうと思いました。