お元気でしょうか。
3月は別れの時。
突然のご報告ですが、この連載、今回で最終回となりました!
この4月からは、演劇界では新しい風が!!
白井 晃さんが、世田谷パブリックシアターの芸術監督に!
野村萬斎さんから、20年ぶりの交代です。
白井さんは、昨年までKAAT 神奈川芸術劇場の芸術監督を務めておられました。
そして、近藤良平さんが、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督に!
故蜷川幸雄さんからの引き継ぎです。
近藤良平さんは、学ランで踊るダンスカンパニー「コンドルズ」主宰。コンドルズは昨年25周年を迎えています。
この芸術監督というお仕事。劇場にとってとても大切です。ミモレでいうと、編集長・川良咲子さんですね。
テーマやラインナップを決めて、劇場がより魅力的であるように率いていきます。
池袋の東京芸術劇場は、2009年から野田秀樹さんが芸術監督を務めていますが、その年から池袋に行く頻度がぐんと上がりました。
KAAT 神奈川芸術劇場も、前芸術監督の白井 晃さん、現芸術監督の長塚圭史さんの尽力により、「KAAT の企画は面白い!」と思える劇場になっています。
白井さんの就任を記念し、世田谷パプリックシアターで、こんな芸術監督たちのイベントが。
それぞれの芸術監督が、どんな考えを持っているのか聞ける貴重なチャンスです。
この春からぜひこれらの劇場に注目してください!
これぞまさに『箱推し』ですね!!
そして最終回につき、勝手に「演劇チラシ大賞」を発表させてください!
『KING LEAR -キング・リア-』
(2022年3月12日~16日 長野県 まつもと市民芸術館にて公演)
あぁ、めちゃくちゃかっこいい!!!
キング・リアの串田和美さんが見ていたものは!?
想像のふくらむ素晴らしいチラシだと思います!
チラシはわかりやすさも大事ですが、やっぱり手にとった時のインパクトですね。
そういえば串田和美さんは、渋谷のシアターコクーンの初代芸術監督でした!
2020年7月から始まったこの連載、コロナに始まり、コロナに終わってしまうのがとても残念です。
テレビをつけると気が滅入ることばかり。
自由に旅行もできないこの時に、瞬時に遠くへ連れて行ってくれる場所。それが劇場です。
私も幾度となく、劇場で救われてきました。
この連載は終わってしまいますが、またお会いできますように!
そして、劇場で素晴らしい体験ができますように!!
ありがとうございました。
<今回ご紹介したイベント>
『世田谷パブリックシアター新芸術監督就任イベント ー公共劇場における芸術監督の役割を考えるー』
現在芸術監督として活躍中の、またこれから新芸術監督として活躍を期待される4名の対話を通じて、公共劇場における芸術監督の役割について考えるトークイベント。進行役は世田谷パブリックシアター主催公演に数多く出演し、登壇者4名とのかかわりも深い俳優・成河が務める。
■日程:4月19日㈫
■会場:世田谷パブリックシアター
■チケット:一般受付4月3日㈰10時~
■登壇者:白井晃(世田谷パブリックシアター新芸術監督)
小川絵梨子(新国立劇場演劇芸術監督)
近藤良平(彩の国さいたま芸術劇場新芸術監督)
長塚圭史(KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)
■進行役:成河
詳細&チケット購入はこちらから>>
構成/神山典子
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