「どうしても捨てられない服」にぶつかったときに試した究極の方法とは?【ファッションエディター体験記】_img3
 

さて、本題。

当時、ウォークインクローゼットに収まりきらず、6帖の洋室まで占拠していた私の服。「もう絶対に着ないな」という服を手放すことからはじめました。

ある程度まではサクッと減るんです。

 

問題はここから。
「どうしても捨てられない服」にぶつかるわけです。

服を手に取ってみると、買ったときのときめきは失せて、全然ワクワクしない。でもなぜか捨てられない。

その理由は大きく分けて

■それなりの金額だったから
■いいブランドのものだから
■まだ着られるし、もったいないから
■思い出のものだから

こんな感じだったと思います。

「どうしても捨てられない服」にぶつかったときに試した究極の方法とは?【ファッションエディター体験記】_img4
 

なぜ捨てられないんだろう?

服を一枚捨てたところで、わたしの財産や家族、身につけたスキルや経験だって何一つ失われないはずなのに、どうしても捨てられない。何かが失われることを恐れているわけですよ。

服を捨てたら、おしゃれじゃなくなる?

いやいや、そんなことないでしょ。服を一枚捨てたって「私らしさ」は失われるはずはないし、「私のよさ」だって消えないはず。

そんな会話を頭の中で繰り広げながら、だったら「服を手放してもなくならない、私のよさ」を書き出してみよう、と思ったんです。

「どうしても捨てられない服」にぶつかったときに試した究極の方法とは?【ファッションエディター体験記】_img5
 

私のいいところ。

え……!

実はこれがすごく難しくて。普段、自分のことを褒めたりしない私は、パッと思い浮かぶものが何もなく。こうなったら友達や仕事仲間に言われて嬉しかったことや、褒められたことを思い出そうと。

「どうしても捨てられない服」にぶつかったときに試した究極の方法とは?【ファッションエディター体験記】_img6
シャツ(メンズ)/ラルフローレン レギンス/ルルレモン ブーツ/ジーユー

「昼田さんってシャツが似合うようね」
「かっこいいよね」
「ショートが似合うね」
「字がうまいよね」
「ちゃんとしているよね〜」

こうやって書いてみると恥ずかしいですが(笑)、誰でもたくさんあります。おしゃれのこと、容姿、性格、なんでもいいから自分のいいところをたくさん書き出したんです。