オフシーンのアメカジパンツスタイル
メーガン夫人の場合……

2022年5月14日、カリフォルニア州サンタ・バーバラにて。ハリー王子のポロを観戦。写真:Backgrid/アフロ

最後のスタイルも、今年5月。チャリティーポロの観戦にこられた時のメーガン夫人です。
この時にはトロフィー授与等のお役目もなく、プライベートでのスタイルと言えるもの。よって、本来のメーガン夫人らしいファッションです。
白のシャツにホットパンツと、上下白のカジュアルスタイルですが、ここにも夫人らしさが全開に。メンズライクな大きめサイズのシャツに、パンツは真逆の超ミニのホットパンツと、完璧な上下バランスです。
更にヘアスタイルもタイトに小さくまとめていらっしゃることで、全身でみると、頭が小さく脚長に見えますよね。

シンプルデザインにベーシックカラーのカジュアルコーデ、簡単そうだけれど実は難しい、オシャレに見えるために大切なのは、まさにメーガン夫人のようなバランスです。


一方、ダイアナ元妃がお子様たちとご一緒の際のプライベートファッションが、こちらです。

 

ダイアナ元妃の場合……

1993年8月25日、米国フロリダ州ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにて。写真:AP/アフロ

1993年、当時32歳のダイアナ元妃が、ウィリアム王子やハリー王子とご一緒に、米国ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで束の間のバカンスを楽しまれた時です。
お子様たちとの完全なるプライベートの時間、しかもアトラクションも楽しまれていただけに、ファッションも超カジュアル。
そんな、母としてのダイアナ元妃のオフスタイルといえば、Tシャツにチノのショートパンツといった、いわゆるアメリカンカジュアルでした。
プリンセスでありながら、お子様たちの前では私たちと同じ、リアルでリラックスした母の顔を見せられた元妃らしく、シンプルかつプレーンで動きやすいスタイルでした。
だからこそより元妃の真の美しさが際立つ、ともいえますよね。

ファッションを通して、実は似たところが多い、義理の母娘関係のお二人。時代は違えど、巡り巡って、進化しながら受け継がれていく、ダイアナ元妃とメーガン夫人のパンツファッションでした。
 


構成/高橋香奈子

 

 


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