池波正太郎生誕100年を記念してつくられた映画『仕掛人・藤枝梅安』第一作が2月3日、第二作が4月7日に公開となります。10月13日に行われた関係者による試写会のあと、記者会見に藤枝梅安役の豊川悦司さん、梅安の相棒の彦次郎役の片岡愛之助さんが登壇されました。

『仕掛人・藤枝梅安』は池波正太郎先生の作品の中でも、『鬼平犯科帳』や『剣客商売』とともに、長年に渡り、数多くの読者を魅了してやまない三大シリーズのうちのひとつです。今回は素晴らしいキャスト、スタッフが参加し、【時代劇、新時代。】をテーマに映像化が実現しました。今までの時代劇とは一線を画したカメラワークや音楽、そして、そこで繰り広げられる池波先生の壮大な世界観、クラシカルを現代に昇華させた映像美など、見どころが満載です。

今回は豊川悦司さんと片岡愛之助さんの記者会見の模様を前後編に渡って、一言一句漏らさずにリポート。『仕掛人・藤枝梅安』2作品へかけるおふたりの熱い想いを、どうぞたっぷりとお楽しみください!

 

豊川悦司
大阪府出身。1990年、北野武監督の映画「3-4×10月」に出演し注目される。以降、 91年「12人の優しい日本人」、 92年「きらきらひかる」、 95年「Love Letter」、 96年「八つ墓村」と映画に出演。ドラマでは 92年~ 93年「NIGHT HEAD」、 95年「愛していると言ってくれ」、 97年「青い鳥」など主演ドラマが大ヒットし、人気、実力ともに日本を代表する俳優に。主な映画主演作に 00年「新・仁義なき戦い。」、 07年「愛の流刑地」「サウスバウンド」「犯人に告ぐ」、 10年「今度は愛妻家」「必死剣 鳥刺し」、 11年「一枚のハガキ」、 16年「後妻業の女」、 19年「パラダイス・ネクスト」、 22年「弟とアンドロイドと僕」「あちらにいる鬼」など。 20年ハリウッド映画「ミッドウェイ」では連合艦隊司令長官・山本五十六を演じ好評を博した。 22年「キングダム2 遥かなる大地へ」の麃公役も話題に。「そして僕は途方に暮れる」が公開中。

片岡愛之助
1972年生まれ、大阪府出身。歌舞伎俳優で屋号は松嶋屋。十三代目片岡仁左衛門の部屋子となり、81年に京都・南座『勧進帳』で片岡千代丸を名のり初舞台。92年に二代目片岡秀太郎の養子となり、大阪・中座『勧進帳』ほかで六代目として片岡愛之助を襲名。主な映像出演作は、映画では2009年「築城せよ!」、19年「七つの会議」、21年「総理の夫」、テレビでは、「半沢直樹」シリーズ(TBS系)、18年「まんぷく」、20年「麒麟がくる」、22年「鎌倉殿の13人」(いずれもNHK)ほか多数。23年はドラマ「大奥」(NHK)、「警視庁アウトサイダー」(テレビ朝日系)に出演。