関西ジャニーズJr.のユニット・Aぇ! groupの初冠レギュラー番組『THE GREATEST SHOW-NEN』(通称:グレショー)が、めちゃくちゃ面白い! ということで、今回は本番組の魅力を徹底解説していきます。 


そもそも、『グレショー』って?


『グレショー』は、Aぇ! groupが一流演出家&脚本家とともに、“本気の舞台”を作りあげていく演劇ドキュメント番組。毎月、コメディからシリアス劇までさまざまなジャンルの舞台に挑戦しています。

お客さんが入る生の舞台とは異なるものの、撮影は一発勝負。グループ初の全国ツアーが控えていたり、アイドルとしての活動も多忙を極めるなか、月1のペースで全員参加の舞台を作り上げているってすごくないですか……?

ちなみに現在は、番組の枠を飛び出して、4都市舞台ツアー『ガチでネバーエンディングなストーリぃ!』を開催中! どこまで突き進むんだ、『グレショー』!


“表と裏”の二部構成が番組の魅力!
 

コロナ禍で、なかなか舞台観劇に足を運べなかった時期。『グレショー』をつけると、家のなかが劇場に早替わりしたような気持ちになって、うれしかったのを覚えています。

 

思い返せば、2021年放送の第6回公演『銀河鉄道の夜』は、コロナ禍だからこそ誕生した舞台でした。関係者のなかから感染者が出たら、撮影を中断しなければならない。豪華なセットや衣装を用意して、もし無駄になってしまったら? 脚本・演出を担当した菜月チョビさんは、そんな不安を逆手に取り、演劇の原始的な面白さが伝わるシンプルな舞台を作り上げました。

『グレショー』は、“表と裏”の二部構成で作られているので、毎月登場する演出家&脚本家のクリエイティブなお話を聞けるのも、とっても面白いです。舞台本番の映像だけでなく、役決めから稽古風景、上演後の反省会まで見せてくれるから、演者たちの凄みもひしひしと伝わってくるんですよね。Aぇ! groupの6人がエンタメに懸ける情熱には、毎回心を打たれます。

ちなみに私は、第7回公演の『一番のサンキュウ!』(脚本・演出:岡部尚子)と、第15回公演の『ほなさいなら』(脚本・演出:野村尚平)がお気に入り。
 

 

心に残っているのは、第12回公演の『大暴力』(脚本・演出:福谷圭祐)です。観ていてしんどかったけれど、『グレショー』といえば『大暴力』が浮かぶんですよね。不仲のアイドルグループの物語なのですが、最後にリアルの世界線と交わる瞬間があって、いい意味で、とっても不気味でした。「あれって、どういう意味だったんだろう」と考察させる舞台が多いのも、『グレショー』の魅力。まさに、語りたくなる番組なんです。
 

“ギラギラアイドル”Aぇ! groupのギャップを堪能!?


令和のTOKIO……? と思うほど、男気あふれているAぇ! group。どんなに厳しい仕事でも笑いに変えて、全力で“ウケ”を狙っていくなにわ魂が、ファンの支持を集めています。さらに、バンドまでできちゃうのがすごい! ジャニーズの若手にしては珍しく、ボーカル以外のメンバーがほぼ楽器に専念する楽曲もあるほど(ジャニーズJr.チャンネル『PRIDE』で検索!)、音楽にもこだわっているグループなんです。まさに、エキスパート集団といっても過言ではない!

そんな彼らの素顔をのぞけるのも、『グレショー』の醍醐味のひとつ。思うような演技ができずにもがく表情や、できない自分にむしゃくしゃする場面など。普段は絶対に弱みを見せない6人の“影”の部分に、惹きつけられる人も多いのではないでしょうか?

さまざまな媒体のヒット予測に名を連ねているAぇ! group。彼らにとって、2023年は大きな意味を成す1年になるはず! 気になった方は、ぜひ『グレショー』をチェックしてみてください。関西圏以外に在住の方は、TVerかGYAOで見られます!
 

 

前回記事「「何でもいい」と言ったのにレトルトカレーは食べない夫...『忍者に結婚は難しい』の“夫婦あるある”がリアルすぎる!」はこちら>>

 
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