正しいのは機転が「利く」

「薬が効く」「口を利く」。「きく」の正しい使い分け方は?【校閲クイズ】_img1
 

利く=十分に働く、可能である
効く=効果・効能がある
とするのが一般的な使い分けです。

機転が「きく」は十分に働くという意味なので、「利く」になります。

「利く」の使用例としては、
・気が利く
・ひねりが利く
・顔が利く
・小回りが利く

「効く」は
・薬が効く
・疲れに早く効く
など、薬効の意味合いで使うことが多いです。他に
・宣伝が効く
などにも使います。

・胡椒がきく
・冷房がきく
など、両方の漢字が当てはまることもあり、その場合は校閲としては、あえて指摘はしません。

 

取材・文/高橋香奈子

「薬が効く」「口を利く」。「きく」の正しい使い分け方は?【校閲クイズ】_img2
 

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