昨年、大ブームを巻き起こしたドラマ『silent』で女の子を“ぽわぽわ”させてくれる男子・湊斗くんを演じた鈴鹿央士さん。“主成分優しさ”の湊斗くんの印象が今も強い人が多いかもしれませんが、実際の鈴鹿さんはどんな男の人なのでしょうか。

5月23日(火)深夜スタートの主演ドラマ『スイートモラトリアム』で演じるのは、元カノと今カノの間で揺れる大学生・心くん。ドラマになぞらえながら、素顔の鈴鹿さんに迫りました。

 

終わった恋は、人生の1ページだと思っています
 

――物語は、ある日突然元カノが家に転がり込んでくるところから幕を開けます。鈴鹿さんだったら、元カノを家に泊めますか。

その状況に出くわしたことがないのでわからないですけど、泊めないと思います。そんなことをしたら、前に進めないというか。1回関係を終わりにしたなら、お互い前に進むべきなのかなって。

だから、泊めちゃった心くんに対しては「そっかそっか」と思いながら演じていました。鈴鹿的には良くないなとは思ったんですけど、心くんと(元カノの)りんごちゃんの関係とか、りんごちゃんの人間性とか、そういうこともあった上でのことなので仕方ないというか。

心くんって自分で決めない人なんですよ。人が先を歩いてくれたら、それについていきますみたいなところがある。りんごちゃんは常に前を走ってくれる人なので、そうなるよなと思いました。

――前に進めないという言葉がありましたが、鈴鹿さん自身は終わった恋については「個別保存」ではなく「上書き保存」タイプですか。

なんだろう。人生の1ページという感じですね。もちろん時折思い出すこともあるでしょうし、思い出したりすることが悪いとも思わないですけど。そうやって蒸し返すようなことが1回起こってしまったら、また同じことを繰り返しちゃう気がするので、そっと胸にしまっておくのがいいんじゃないかなと。

――じゃあ、あまり未練がましくはない?

ないと思います。そこで終わってしまったなら、そういう縁というか、運命なんじゃないかなと思うタイプですね。

――では、思い出の曲を聴いてセンチメンタルになったりすることはそんなに……。

それは全然あります(笑)。

――あるんですね(笑)。

ありますね。でも、それでまた恋心が再燃したり、悲しみに浸るということはないです。こういうこともあったって、ちょっと思い出すぐらいじゃないかな。
 

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