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「薄毛」「白髪」「髪のうねり」は血流の悪さが原因。効果的な洗髪と頭皮ケアで、髪も頭皮も見違える!【大人の頭皮ケア】

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40~50代になると「肌より髪のツヤが大事!」とよく言われるにも関わらず、白髪が出てきたり、うねって髪型がきまりにくくなったり、髪にボリュームがなくなって、ちょっと悲しい気分になってしまいますよね。加齢が原因で仕方ないことかと思っていましたが、これらは頭皮ケアで改善が望めるとのこと。美容エディターであり、毛髪診断士でもある伊熊奈美さんにその方法を伺ってみました。

 

教えていただいたのは……
伊熊奈美(いくま・なみ)さん

1972年生まれ。美容エディター、ライター。日本毛髪科学協会 毛髪診断士 認定指導講師、国際毛髪皮膚科学研究所 毛髪技能士。20年以上に渡り、女性誌を中心に美容分野の記事を編集、執筆、監修。各メディアや講演を通じ、現代のスキンケア理論と毛髪科学に基づいたヘアケアメソッドを伝えている。美容関連企業のマーケティング、コンサルティングなども幅広く行う。著書に『いい白髪ケア、やばい白髪ケア』(小学館)、『脱 白髪染めのはじめかた~でもいきなりグレイヘアは無理!』(グラフィック社)がある。
Instagram:@namiikuma_hairista


薄毛、白髪、うねりは血流が原因
ケアすることで顔のたるみも改善します。


東洋医学では髪の毛のことを「血余」(けつよ)というのをご存知ですか。
血液の栄養分は、生命維持のために大切な臓器などにまず巡り、残った余りが髪の栄養分となる、という意味です。
40~50代になると加齢で代謝も悪くなるので、より栄養が頭皮に届かなくなる。これがまさに薄毛、白髪、クセ毛の原因です。そしてこの頭皮こそ、顔の皮膚を上で引っ張っている部分。頭皮の血流を改善することが顔のたるみを防ぐことにもつながります。そう聞くと、すぐにでも頭皮ケアを始めたくなりますよね。