「治める」は、問題のない状態になる

「収める」「納める」「治める」「修める」混同しやすい4つの「おさめる」の使い分けは?【間違って使われやすい日本語】_img3
 

【治まる・治める】
問題のない状態になる。統治する。

(広辞苑 第七版 付録/岩波書店 より引用)
 

「治める」の使い方を例文で紹介


・領地を治める。
・痛みが治まる。
・国内がよく治まる。

(広辞苑 第七版 付録/岩波書店 より引用)

 

「修める」は身につける

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【修まる・修める】
人格や行いを立派にする。身に付ける。

(広辞苑 第七版 付録/岩波書店 より引用)
 

「修める」の使い方を例文で紹介


・身を修める。
・学を修める。
・ラテン語を修める

(広辞苑 第七版 付録/岩波書店 より引用)


4つの「おさめる」の違いは分かりましたか?
最後にまとめると、
「収める」=中に入れる、収束する
「納める」=引き渡す
「治める」=統治する
「修める」=身に付ける

この機会に正しく覚えておきたいですね。
 

構成・文/高橋香奈子

 

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