Q4「不倫」が発覚した芸能人について、ドラマなどこれまでその人が出演した作品については、どうすべきだと思いますか?


・全てお蔵入りにすべきだと思う……1.6%
・一定期間放送・配信中止にし、自分のしたことの反省を示すなどの「禊」が済んだら放送・配信しても良いと思う……11.2%
・主演作品だけお蔵入りにすべきだと思う……1.6%
・出演作品をお蔵入りにする必要はないと思う……85.6%

 
「出演作品をお蔵入りにする必要はないと思う」が85%。Q2では30%の回答があった「一定期間放送・配信中止にし、自分のしたことの反省を示すなどの『禊』が済んだら放送・配信しても良いと思う」はこちらでは11%。
 

Q5 芸能人の「不祥事」、不倫と逮捕では対応を変えるべきだと思いますか?


・思う……22.4%
・思わない……77.6%

 
「思う」「思わない」の割合は約8:2という結果となりました。


Q6 その理由を教えてください

「不倫を逮捕と同列に置くのは厳しすぎる」

「不倫はあくまでも民事上の問題だが、逮捕の場合は刑事上の問題なので、それがテレビ番組等を通じて子どもの倫理観に悪影響を与える可能性が否定できないといえる。そのため、逮捕の場合は事件が終了するまでの一定期間は放送中止すべき」

「不倫は、当事者間の問題であり、倫理的な問題で、極めてプライベートに関わる事なので」

「罪の種類によって対応を変えるべき。たとえば無賃乗車や万引き、うっかりミスの税の滞と、性犯罪や殺人、悪質な金融犯罪とは、社会に与える影響が違うから」

「不祥事を起こした本人と出演作品とは、運命をともにする必要はないのでは?」

「特に対応を変える必要はないと思う。ただ、いずれの場合も、不快に思う人はいると思うので、対応はどうであれイメージダウンや批判は避けられないことだと思う。」

「何かあったら一発アウト、みたいな世の中が窮屈だなと思います。 一発アウトにしたくなる気持ちになってしまうくらいストレスを抱えている人も多いのかもしれません。もう少し他人に寛容な世の中になったらいいのに、と思います。」

「不倫と逮捕という棲み分けより、見せられる側が嫌悪感、悲しい気持ちになる、被害者感情を逆撫でする内容の不祥事か個人的なものか、という棲み分けをしてほしい。」

「正直なところ、芸能人は公人ではないという意識があるので、直近であった不倫事件などの過熱報道を見ていてもうんざりしてしまいました。」


不倫については概ね、「当事者間の問題であるので出演を自粛する必要はない」といった意見が多かったです。意見が分かれたのは逮捕について。どのような罪に問われているのか、罪状の内容で対応を変えるべきといった声も目立ちました。

ちなみに、父親への自殺ほう助の疑いで逮捕された市川猿之助さんについては、逮捕直後の7月5日に、NHKが全話配信停止の措置を取りましたが、その後、7月26日に「できるだけ速やかに配信を再開する」と発表しました。

これは、市川さんが出演していた多くの人気ドラマのファンからの批判の声を受けたもので、その内容は「作品には罪はない」「有料の動画サービスなのでその番組を見るかどうかは利用者に委ねるべき」という声がほとんどだったそうです。

一方、不倫の事例だと、2020年に報じられた東出昌大さんと唐田えりかさんについては、東出さんはその後の女性スキャンダルも加わり当時の所属事務所との契約解消に、唐田さんの方は出演していたドラマを降板し、俳優業が一時休止状態になりました。

このアンケート結果と実際のメディアの対応を見て、あなたはどう感じましたか?

次回の「〔ミモレ編集室〕にミドル世代の常識・意識を聞いてみた!」もお楽しみに!

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文・構成/大槻由実子

 

 
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