7つのテストはどうだったでしょうか?
結果により3つのランク分けをしています。
Aランク判定の人
7つのテストで5つ以上できた人はAランクです。⑦でポコポコいい音を出すことはなかなか難しいですが、それ以外の6つのうち5つができればAランクです。
いまの状態が維持できれば、80代になっても元気に動けるでしょう。
Bランク判定の人
7つのテストのうち、4つクリアーした人はBランクです。
Cランク判定の人
Cランクの人は7つのテストのうち、できたものが3つ以下の人です。このままでは元気に動けるからだを維持するどころか、いつ転倒事故にあってもおかしくない状態です。
Aランクだった方は、いまのままの状態で80代までほぼ元気に生きていけます。しかし、70代から足腰の衰えは加速していきますので、これだけは忘れないで行ってくださいというメニューを用意してあります。
Bランクの方は60代、70代と年を重ねるにつれて、全身の衰えは隠しきれなくなりますので、日々、このエクササイズは欠かさないようにしてくださいというメニューを紹介してあります。
そしてCランクと判断された方。もうかなり危ない状態にあると自覚していただきたいと思います。いますぐにでも、毎日、指定したエクササイズを行わないと、いつ転倒事故を起こすかもわからない状態です。重篤なからだのゆがみが進行している恐れもあります。
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あなたや周りの方はどのランクでしたか?
本書では、それぞれのランク向けに親指を強化するエクササイズをご紹介しています。
著者プロフィール
勇﨑 賀雄(ゆうざき・よしお)
身体哲学者、身体哲学研究所所長、からだの学校・湧氣塾主宰。1949年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。西野バレエ団創始者、西野流呼吸法創始者西野皓三に師事し、呼吸法、武術(合気道・中国拳法)を修める。西野塾創設から16年間指導部長、教務部長を務める。独立後本格的な仏教行法の修行を続け、2000年にからだの学校(旧身体哲学道場)・湧氣塾、2008年に身体哲学研究所を創立。早くから「骨」と「呼吸」に着目し、哲学(身体論・市川浩)、形態学(三木成夫)、進化生物学、比較動物学などの研究を重ね「骨と呼吸の勇﨑メソッド」を確立。著書に『「阿修羅」の呼吸と身体』(現代書林)、『脳ひとり歩き時代』(河出書房新社)、『骨革命』(主婦の友社)、『50歳からは「筋トレ」してはいけない』(講談社+α新書)などがある。
『「80歳の壁」を越えたければ足の親指を鍛えなさい』
勇﨑 賀雄 講談社 990円(税込)
80代、90代になってもきれいな姿勢を保ち、元気に動ける身体を維持するたったひとつの方法は足の親指を鍛えることでした。足の親指の大切さがわかるエピソードや、毎日続けられる簡単なエクササイズをご紹介。「加齢」「年を取る」ことと、「老いる」「からだの機能が衰える」「からだが動かなくなる」ことは決してイコールではありません。年を取っても元気で健康なからだを獲得することは可能なのです!
構成/大槻由実子
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