ミモレなど多くの女性誌でのスタイリングや、ご自身のレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」も人気のスタイリスト望月律子さん。現在48歳、おしゃれも「疲れない」「無理しない」ことが最優先になったという望月さんに、アラフィフ世代におすすめの洋服選びについてうかがっていきます。今日は、昨年末に大がかりな断捨離をおこなったという望月さんのクローゼットを拝見! 

スタイリスト望月律子さん。インタビュー時に着用していたのは、アルアバイルのブラウスとエンフォルドのパンツ。どちらも長年愛用しているアイテム。望月さんのマイベーシックアイテムは次回以降詳しくご紹介しますのでお楽しみに♪

 

断捨離をしたきっかけは、
お気に入りのエルメスのケリーバッグでした


今年で49歳、もうすぐ50代に入るというのもありますが、ここ数年は元々好きだったヒールも履かなくなってきたし、体ももう無理したくない。ただゆるゆるとラクするのは嫌だけど、自分の体力面も含めて“疲れない”“無理しない”おしゃれを楽しみたい、と考えるようになりました。

職業柄、洋服も小物も多いので定期的に数を減らしてはしていたのですが、ブランドものや思い入れのあるものは手元に残していて。今回思い切った断捨離をすることになったきっかけは、大好きなエルメスのケリーバッグを手放したことでした。

30代の頃、パリのヴィンテージショップで一目ぼれしたお気に入りのケリー。ユニセックスで使える大きいサイズで、ざっくりと小脇に抱えてかっこよく持つのをイメージして、クローゼットの中でもいつも一番見やすいところに置いていました。でも40代後半くらいから、体力的にもバッグを抱えて持つことはしなくなってきたし、(あくまでも私の場合は……ですが)1日中持って歩いたら重いかも、と感じるようになってきて。朝コーディネートを決めるとき、“重たい”という理由で手に取る機会が少しずつ減ってきてしまったんです。

もちろんデザインも色も大好きだし、すごく大事にしているけれど、持たない、使わないのはモノにとっても良くないし、無理をするおしゃれって今の私に必要なのかな……と思ってきて。可愛くて好きだけど使わないならバッグもかわいそうだし、これから使ってくれる人のところに行った方が、バッグも喜ぶかなと思って、思い切って手放すことにしたんです」(望月さん)


思い入れのあるバッグをひとつ手放したことで、さらにクローゼットを見直すことにした望月さん。最終的には70点近く手放したそうです。そんな望月さんの断捨離後のクローゼットを拝見!

【衣類&バッグ】
洋服はアイテムごとに“見える化”

 

トップス、ボトムス、コート……と洋服はシーズン関係なくアイテムごとに分けて収納。このクローゼットにはニット、シャツ、ブラウスを入れていて、衣替えは必要ない状態にしてあるそう。「ぎゅうぎゅう感は否めませんが……これでもかなりスッキリしました! アイテムは“見える化”していると着る服・着ていない服が分かりやすくなるので、なるべくアイテムが埋もれないようにある程度見えるように心がけています」と望月さん。

上部の白い布袋に入っているのはすべてバーキン。型崩れしないように、使うときだけ袋から出しているそうです。

 
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