今はSNSでだれでも情報を発信できる時代。あなたが知りたかった情報は、誰かがネットの海で発信しているかも。本特集は、ミモレ編集部から「新たな視点を得ることができる」「癒しになる」「知らない世界のリアルがわかる」情報をSNSで発信し、密かにバズっている人=「バズり人(びと)」さんのSNSアカウントをご紹介します。

今回は、X(旧Twitter)とInstagramでNHKの朝ドラこと連続テレビ小説『虎に翼』のファンアート(感想絵)をアップしているCHIHOYAさんにインタビューしました。CHIHOYAさんのファンアートは、一枚の中にぎっしりとその回のシーンやセリフが詰め込まれていて、見返すとドラマを観た時の気持ちが蘇ってくるよう。毎回、どんな風にイラストを描いていらっしゃるのかについてお聞きしました。

『虎に翼』で気になる”伏線”は、序盤のあの女性たち!朝ドラ感想絵をスマホで描き上げるCHIHOYAさん_img0
 


イラストはスマホのペンで描いてます


――もともとお仕事でイラストを描いていらっしゃったのでしょうか?

CHIHOYAさん:私は今はパートなんですけれど、ずっと広告を作る会社に勤めていて、その時に挿し絵とかを描いていたんですけれど、イラストメインでの仕事はやったことはありません。でも、子どもの頃からイラストを描くのが好きで、ずっと描いているんです。

――そうだったんですね。CHIHOYAさんのドラマファンアートは、1枚の絵にぎっしりとシーンが詰め込まれているのが魅力だと感じたのですが、1枚の絵につきだいたいどれくらいの時間をかけて描き上げているのでしょうか?

CHIHOYAさん:だいたい2時間ぐらいなんですけれど、一気に2時間かけるのはできなくて、仕事や家事の合間に描いています。描きたいシーンをスクショで撮っておいて、スマホ画面にペンでちょこちょこ描いていく感じです。


――スマホで描いてらっしゃるんですか。

CHIHOYAさん:はい、スマホです。Galaxy Noteというスマホにペンがついている機種が好きで、ペンを出してさっとイラストを描けるんです。描き終わった後、老眼もあってすごく目がしょぼしょぼするんですがスマホで描いていますね。

――まさかスマホで描いてらっしゃるとは思わなかったです。すごいですね。そのスクショしてイラストにするシーンを選ぶポイントはありますか。

CHIHOYAさん:心にグッときたり、これは残しておきたいと感じたシーンや言葉を描いています。感想絵といっても、私はこのシーンはこういう意味がある、といった考察はあまりできないのですが、ここはいいなと思ったシーンはイラストで残しておきたいと思うので、そんなシーンを描いています。
 

 


寅子の「はて?」が出るのを毎回楽しみにしている


――「虎に翼」のこれまでの放送で特に心に残ったセリフ・シーンを教えてください。

CHIHOYAさん:寅ちゃん(伊藤沙莉さん演じる主人公・猪爪寅子)の「はて?」っていう言葉がすごく好きで、あれが出てくるのを毎回待っています。


よねさん(土居志央梨さん演じる山田よね)が寅ちゃんの足のツボを押してあげるシーンはすごくキュンとして、これは描いておかないと、と珍しく一枚の絵でどーんと描いてみました。


裁判のシーンも好きですね。寅ちゃんが最初に傍聴した裁判も、直言さん(岡部たかしさん演じる主人公の父・猪爪直言)の裁判もスカッとする判決ですごい良かったです。直言さんの件は、Xで感想を見たら実際にあった事件を題材にしているというのを知って、それを知ることができたのも楽しくてワクワクしました。

あとは、寅ちゃんの脳内イメージ劇も好きです。はるさん(石田ゆり子さん演じる主人公の母・猪爪はる)があんな役を! と驚きつつ、演者さんたちがみんなノリノリで楽しそうにやっているので、今後もあの脳内イメージ劇は出てきてほしいと思っています。