今はSNSでだれでも情報を発信できる時代。あなたが知りたかった情報は、誰かがネットの海で発信しているかも。本特集は、ミモレ編集部から「新たな視点を得ることができる」「癒しになる」「知らない世界のリアルがわかる」情報をSNSで発信し、密かにバズっている人=「バズり人(びと)」さんのSNSアカウントをご紹介します。
今回は、介護職からWebライターに転身した中谷ミホさんにインタビューしました。中谷さんは20年近く介護のお仕事をされていましたが、現在はWebライターとして数々の記事執筆・監修を手がけています。どのようにして介護職からWebライターになったのか、転身のきっかけなどについてお聞きしました。
Webライターの仕事は最初は”つなぎ”のつもりだった
――介護のお仕事を20年されていたとのことですが、そこからWebライターになったきっかけは何だったのでしょうか?
中谷さん:介護の仕事を辞める前はケアマネージャーと施設の相談員を兼務していたんですけれど、子育てもしながらフルタイムでずっと働いてきてしんどいなという気持ちがあったんです。さらにコロナ禍になって、今までと働き方ががらっと変わってメンタル的にかなりきてしまって。あと、ちょうど3歳差の2人の子どもが同時に受験生になって、親としてやれることはやってやりたいなという気持ちが出てきて、家でできる仕事がいいなと思うようになりました。でも、その時には転職すると決めていたのではなく、まずは家で何かできる仕事がないかなと探してWebライターという仕事にたどり着いたんです。
――最初は転職する予定ではなかったのでしょうか。
中谷さん:転職するのであれば、コロナ禍が落ち着いてから介護の方面で、と考えてました。2021年当時、本当に現場がパニックみたいな感じになっていましたし、緊急事態宣言もずっと出ていたので、そんな状態で新しい職場に再就職しても現場も大変だし、新しい業務を教えてもらうのもしんどいなと思ったので。とりあえず、在宅でできる仕事をつなぎでできないかという思いではじめました。
――つなぎで始めたはずが、今ではもうWebライター一本でやられているということなんですね。
中谷さん:はい、そうです。Webライターの仕事をやり始めたら面白くてハマってしまって、今に至っています。
Webライターになるための準備期間では何をしていた?
――介護職からWebライターになる時の切り替えの時期は大体どれくらいだったんでしょうか。
中谷さん:元々やっていた介護の仕事を辞めてすぐライターの仕事を始めたので、副業期間があったわけではないんです。ただ、介護の仕事をしている時に、ライターになるための準備期間として、ブログを書いていたり、パソコンを買い換えたり、すでに活躍してる他のライターさん、ゆらりさんや、佐藤誠一さんという方のブログやYouTube、書籍を読んで勉強したりしていました。
書籍は『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』や『沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘』などを読んでました。
そして、前の仕事を辞めてすぐに案件を一つ取って、書き始めたんです。
――Webライターになるための準備期間には、他にどういったことをされていたのでしょうか。
中谷さん:あとは、介護の仕事をしていた時にはIT系のツール、Googleドキュメントやワードプレスなども全然知らなかったので、試しに使ってみたりしてました。
働き方はどう変わった?
――介護職からWebライターになって、働き方はどう変わりましたか。
中谷さん:働く時間は会社員時代と同じで、8時半から5時半まで働いています。でも、休みを取らない時もあるので、Webライターになった方が結構働いてるかもしれないです。
ただ、通勤時間がないのが自分の中ではストレスがなくて良いですね。前の仕事では職場まで車通勤だったんですけれど、朝と帰りの道がすごく混んでいたのでその時間がもったいないなと思っていたので。
あと、子どもがスポーツをやっているのですが、試合などのスケジュールに合わせて休みやすいのが良いです。前は有給を取ったり、職場に事前に断らないと平日に行けなかったりしていたので、そういったストレスがなくなりました。
あとは体力的にも楽になりました。介護の仕事を辞める時にはもう現場は離れて相談員をやっていたのですが、一人一台持たされていたPHSがもう一日中鳴り止まない忙しさで、事務所と相談室を行ったり来たりしていましたから。
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