日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、運にまつわるモヤモヤエピソードです。

「運の悪さ」は変えられる?後厄を終えたはずの39歳、次々に襲う災難から抜け出す方法_img0
 

仕事の失敗に失恋、電車の遅延・飛行機乗り遅れまで…?


エピソードをお寄せくださったのは、都内で働くリサコさん(39歳・会社員)。

そろそろ1年の終わりが見えてきて、友人たちと「2024年はどんな年だった?」という話をしていました。会社で昇進した人、子どもが小学生になった人、推し活で忙しかったという人……。みんなそれぞれ充実していたようですが、我が身を振り返ってみると、なんともひどい一年でした。

まず、新年早々の失恋。ずっとふんわりと「友人以上、恋人未満(?)」の関係を続けていた人に思い切って告白したところ玉砕。気まずくなって連絡を取らなくなり、貴重な男友達も失うことに。

春には仕事で大きめの失敗を。チームの若手メンバーがやらかしてしまい、顧客から強めのクレームを受けてしまいました。私は報告ラインに入っていなかったとか、副部長が責任とると言っていたはずの仕事だとか、色々言いたいことはありますがグッとこらえ、敗戦処理をしていたら夏になっていました。

気分を切り替えて夏の終わりに旅行に行こうと思ったのですが、朝から電車遅延が続きフライトに乗り遅れるという事態に……。

もう「運が無い」としかいいようがないですよね?

考えてみると、30代になってからずっとこんな感じな気もします。いつもちょっと運が悪くて、割りを食っていて……。女の30代はほぼ厄年ですが、私は去年後厄を終えました……。

友人たちにも「確かに今年のリサコはちょっと暗かったかも。気分変えてこ!」と励まされましたが、もともと運がないとしたら意味がないのではと思ってしまいます。

 


ネガティブ言霊に注意!

「運の悪さ」は変えられる?後厄を終えたはずの39歳、次々に襲う災難から抜け出す方法_img1
 

失恋に仕事のトラブル、プライベートの旅行でも災難が……。大変な一年だったんですね。リサコさん、本当にお疲れさまです。どうかご自身を労わってくださいね。

確かに災難が続くと、「運が悪い」と感じてしまっても仕方がないような気もします。自分の努力でなんとかできることならまだしも、「運」としか言いようがないことってありますよね。

それでも、「運が悪い」「私には運が無い」と言葉に出してしまうことには注意です。

人間って、多かれ少なかれ「言霊」に影響される生き物ではないでしょうか。ふわふわと考えていたこと、ぼんやり感じていたことも、はっきりと言葉に出すとそれがイメージとして強烈に記憶されてしまうような気がしませんか。

「夢や目標は言葉にしよう」「自分の理想の姿をノートに書いてみよう」という自己啓発本が数多あるのは、きっとこの言霊の力を信じる人が多いからだと思います。

リサコさんが「運が悪い」と口に出してしまうことで、リサコさんの脳は「そうか、私って運が悪いんだ……」と改めてイメージを刷り込んでしまうかも。そうすると何をするにしても「どうせうまくいかない」という気持ちになってしまいそうですし、ネガティブスパイラルに陥りかねません。

 
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