12月3日、キャサリン妃が急遽重要なご公務に出席されるという、嬉しいサプライズがありました! カタール国首長シェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ殿下と第一夫人の英国公式訪問に際し、チャールズ国王とともに皇太子夫妻としておもてなしをするお役目です。
思えば今年6月の天皇・皇后両陛下の英国ご訪問に続き、英国王室にとっては今年2度目となる国賓訪問。しかし、残念ながら同席されなかったキャサリン妃にとっては、今回が初めてということになります。これも化学療法が終了した後、キャサリン妃のお身体の調子が良いと言える証、といえるでしょう。
期待されていたよりも早く、再び妃のお姿を拝見できて嬉しい限り。そして、実は2年ぶりだった、国賓を迎えるホスト役としてのフォーマルファッションにも注目しました。この2年間で、皇太子妃として大きく印象が異なるキャサリン妃や、もちろん最新ファッションも徹底解説します!
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① おもてなしの気持ちが、キャサリン妃の洋服の色に!
こちらが、ケンジントンパレスにて、公式にカタール首長夫妻を歓迎をされた際の4ショット画像です。
天皇皇后両陛下の英国ご訪問時と同様に、まず皇太子や皇太子妃がお出迎えをされ、その後国王のもとへとエスコートをされるのが恒例です。
意外なのが、この立ち位置……。通常はゲストが中央に立ちホストが脇にと思いきや、この時には皇太子ご夫妻が中央にいらっしゃいますね。もしや身長差を考慮し、視覚効果を狙い、このような並びになったのかもしれません。
そしてファッション。まず明確なのが、キャサリン妃のお洋服とウィリアム皇太子のタイが、バーガンディーで、これはカタールのフラッグカラー(バーガンディと白)から選ばれたものであるということ。相手国への敬意を示しながら、同時にカップルでリンクさせ、ラブラブ感もアピールできちゃう、皇太子ご夫妻お得意のコーデといえます。
そしてお隣の殿下もタイはバーガンディ。これが自国アピールか、はたまた英国の国旗から赤系を選ばれたのかは定かでありませんが、プリンスたちがとてもマッチしています。年の差も2歳と近いお二人です。
一方、第一夫人は上品なグレージュ色のロングコートを、真っ赤なドレスの上に着用されています。首の高さに合わせたハイネックにダブルの金ボタンがアクセントになったシンプルなデザインですが、ボタンが配された位置が、4:6のバランスだったり、ウエストも高い位置でカーブが入っていたりと、脚長、スタイル良く見せシルエットに計算され尽くしている点や、絶妙な裾ギリギリの丈に感動しました。
歩くとチラリと見える赤も、裾からは全く覗かず。コートとほぼ同じ丈とみられ、全身から細かなこだわりが感じられる、シックでゴージャス、素敵なファッションでした。
② 最新の皇太子妃スタイルは、ワントーン・コーデ
この日は、外交的な意味合いで選ばれたバーガンディーに見えるよう、全身コーディネートをされたキャサリン妃。
ドレスコートはこの日初お披露目のニューアイテムで、鉄板ブランドのアレキサンダー・マックイーン(byサラ・バートン)のもの。テーラードの襟にベストが合体したような実はとても個性的なデザインが印象的で、かなり細身シルエットでもあるので、一枚でサラリと簡単に着ながら、フォーマルできちんと感がある、まさに皇太子妃にピッタリなお洋服ですね。
そしてもう一つ、新アイテムとして加わったのがブーツ。こっくりとした赤みのあるダークブラウンのレザーに、ややポインテッドでブロックヒールという、クラシックで洗練された美しいシルエットも、愛用ブランド、ジャンヴィトロッシのものとみられています。この日のロンドンは寒かったようで、それゆえ、久しぶりの新鮮なブーツスタイルを拝見できました。
フォーマルなシーンで欠かせないお帽子は、この日は小ぶりなものをピック。おそらく、足元もブーツということで、お帽子も大きいと全体の印象が大袈裟になりかねないので、抑えめサイズにされたと推測します。ちなみに、ディスク型がベースのこのお帽子は、以前からお持ちのものを使い回しされました。
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