ひとりでないと得られない旅の醍醐味とは?
まずは、ひとりで旅行するメリットについて。経験がない人はなかなかポジティブなイメージを抱きづらいと思いますが、旅の賢人たちはひとり旅のメリットをこのように説明します。
●時間を100%自由に使える
●好きなところに好きなだけいて、好きなだけ感動できる
●好きなことを突き詰められる
「気に入った絵の前に1日中いてもいいし、絶景を前に自分の世界に浸ることもできる。観光せずに気になるショップ巡りだけしてもいい。『ダルいから今日はいいや』と、テイクアウトフード片手に1日宿でだらだらしてもいい。やりたいことだけやるうちに、『自分は実はこれが好きだったのか!』という発見もあって面白い」
このように自分の思うままに過ごせるのが何よりのメリットといえそうですが、賢人たちによるとひとり旅にはそれ以外にも魅力があるようです。
●ひとり旅ならではの達成感や充実感が味わえる
「『はじめて切符がひとりで買えた』『注文したご飯がおいしかった』そんなちょっとした達成感の積み重ねと充実感は、ひとりでないと得られない、ひとり旅の醍醐味だろう。たまに失敗したとしても、それはひとつの経験だし、その失敗をどう受け止めて、どう乗り越えるかで、新しい自分を発見することもある」
寂しくはないし、危ないとも言い切れない。ひとり旅の明らかなデメリットは……
何事も一長一短。賢人たちはひとり旅のデメリットについても言及しています。ただ、「寂しくないの?」というありがちな質問に対しては、NOと断言。なぜなら、「切符を買ったり下調べをしたり、ひとり旅は案外忙しいし、SNSがあれば寂しさはほとんどない」からなのだとか。
一方、「危なくないの?」という懸念に対しては、「どちらともいえない」とやや煮え切らない回答をしました。そう答えたのは、「ツアーや仲間との旅よりも、ひとり旅のほうが小さい犯罪に遭いにくい、と語る人は多い。話に夢中になり貴重品の管理がおろそかになる、といった『油断』がないからだろう」という背景があるようです。そんななか、明らかなデメリットについては下記のように述べています。
「ひとり旅のデメリットは、宿やタクシーなどの割り勘ができないので割高になりがちなことや、荷物の見張り番をしてくれる相棒がいないので、公衆トイレでも荷物を自分で抱えて歩かないといけないこと、食事のときに品数を多く頼めないこと、などだろうか」
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