「便座がない」「仕切りがない」。気になるトイレ事情は?
 

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写真:Shutterstock

旅先のトイレ事情はかなり気になるところ。特に多くの女性にとって、清潔なトイレを利用できるかどうかは切実な問題でしょう。賢人たちは、日本人が世界各地のトイレで遭遇する困難をこのように列挙しています。

●ウォシュレットがない(高級ホテルでなければ日本以外はない)
●便座のフタがない(ホテルを除くほとんど全世界)
●便座がない(世界各地、特にアジアで見かける。中腰ですますか、和式のように便器にしゃがんで用をたす)
●完全個室でなく、扉が床上30㎝くらいで終わっていてのぞき込めるようになっている(アメリカなどで見る。犯罪防止が目的)
●便座の横にシャワーのような水のノズルがあり、水が入ったバケツも置いてある(アジア各地。シャワー、またはバケツの水でお尻を洗う。バケツしかない場合も多い。この手のトイレはそういう構造上、床がびしょびしょしている)
●便器の横にゴミ箱が置いてあり、紙がいっぱい入っている(アジア各地。水圧が弱いので、紙は流さずゴミ箱に捨てないといけない)
●横との仕切りがなく、和式の「穴」が並んでいる(かなり減ってきたが、中国にまだ残っている。横は気にせず用を足す)
●塀で囲まれているが、中は草地でどこで用を足していいかわからない(かなりな田舎だが、たまに見る。「ここだ」と思う場で済ませる)

上記のほかにも「長距離バスの移動途中では露天や草むらで済ませることもある」と、より過酷な場面に遭遇する可能性についても言及。ここで心折れてしまう人もいると思いますが、あまり悲観的になることもないようです。なんでも、近年の世界のトイレ事情には、明るい兆しが見えてきているのだとか。

 

「コロナ禍を経てトイレ関係の衛生事情は各地でかなり改善された。手洗い石けんやアルコールが置いてあるところも増え(逆にいえば、それまでほとんどなかった)、ちょっと安心……なのに水が出ない手洗い場もあるので、とにかくウエットティッシュ(念入りにするならアルコールも)は持って歩きたい」