以前このコラムにも書きましたが、悩みに悩んで手に入れた定番タイプのトレンチコートをここしばらく愛用してきました。トラディショナルでベーシックなデザインで、それはそれでとても気に入っているのですが、ここ数年のアレンジ版トレンチの流行の波がずーっと、ずーっと気になっておりました。とろみ素材やビッグシルエットなど、何度特集を担当したことか・・・。そしていよいよ、私も2枚目トレンチを手に入れましたー!
いつも息子に写真を撮ってもらっているのですが、なんと歩いている姿を隠し撮りしてくれていました。大草さんとバタやんみたい!! トレンチコート¥43000(税別)/R-ISM お問い合わせ先/R-ISM(リズム) tel. 03-5468-6616 ボーダートップス/セントジェームス デニム/マザー サングラス/ロンハーマン バッグ/サンローラン 靴/レペット
少し暖かったこの日、うれしすぎて新しいコートを着てみました。このトレンチ、マニッシュなディテールをそぎ落とし、袖口のリボンベルトなどほんのりフェミニンアレンジが施されています。それが、斜め後ろからのカットのように、さりげないアクセントになっていて、とてもかわいい! さらにバボレと呼ばれる、胸もとのフラップのような部分が長くとられていることで視点が上がり、さらにウエストが細く見えるというおまけつき。こういう視覚効果、大歓迎! みなさん、どんどん錯覚してください!!!
手持ちのトレンチよりも丈が長めで細身シルエットなので、身長158センチの私でも縦長に見える!(あくまでも当社比ですのであしからず)
この日はスタイリングをフレンチシックにまとめたかったので、インナーはどうしても黒×白のボーダーを着たかったのです。でも、さすがにそれだけでは寒すぎるので、ヒートテックインナーを仕込みました。今くらいの時期、キャミソール肌着×ニットよりも、あたたか長袖インナー×長袖コットントップスのほうが実は温かく、でも見た目は春を先取れるのでおすすめでございます。
その次の日はこんな感じ。
この日はまた少し寒かったので、タイツ出動のスカートスタイル。こんな風に前を開けて着てもサマになり、ベーシックなトレンチよりもボタンがない分すっきり見えます。こんなときもやっぱり、袖口のリボンがぴょこんと見えてかわいいポイントに。
トレンチコートはベーシックなものがあれば十分だわ、と思っていたのですが、いざこうして着てみると、微妙な違いが大きな違い、としみじみ。マニッシュでボーイッシュなベーシックトレンチと、フェミニンなニュートレンチ。2枚のコートで2つの人格を手に入れましたよ。昭和ドラマでいうところの「ヤヌスの鏡」ですね。むふふ。
例えばニットとデニムのワンツーコーデ。そんなときも、羽織るコートが違うことで合わせるバッグと靴が変わり、口紅の色もチェンジしたくなるのです。たった1つのアイテムでスタイリングが広がって気持ちまで変化するから、おしゃれもお買い物も、楽しいんですよねー!
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