最近、真夏のような晴天の日が続いておりますが、一転、急に天気がくずれる日も……私は、そんな気圧が急降下する日がとてもつらい……これから梅雨に向かうにつれ、そんな日がどんどん多くなってくるのでしょう(涙)。
今回は、ご気分コーデのお話
このスカート、パンチングされた生地を2種レイヤードしてあり、前後の差寸も極端。ボリューム感もかなりたっぷり、となかなかに個性的なデザインです(インベルも蛍光オレンジなので、白Tなどに合わせる時はウエストインして強調しています)。はくと、必ず誰かには「可愛い」と言ってはもらえますが、「どうなってんだ?」「なんだか派手ね」などと思っている人も絶対にいるだろうことを自覚はしております。
でも、いいんです!
会う方やシチュエーションに対し失礼がなければ、自由な服装でよい職種のため、自分の気持ちを上げるため「とてつもなく“ファッションっぽい”恰好をしたい」という欲望に忠実にコーディネイトしました。この場合の“ファッションっぽい”は決して“ファッション業界的おしゃれ”という意味ではなく、“純粋にファッションを楽しんでいる若者のように”……とでも言いましょうか。毎回、こちらに『今日のコーデ』の意味を書いているつもりなのですが、今回は本当にノールール。この日の気分で着たいものを着た……それだけであります(もはや職務放棄……苦笑)!
今、「ファッション鬱」という言葉があるそうです。とりわけ純粋に自分のためだけに自分のファッションを考えるという行為は、真面目に考えれば考えるほど迷宮に入ってしまうものかもしれない、と思うことがあります。乱暴な言い方をすれば、それは「正解がない、自己満足な世界」であるわけなので。
難しく考えすぎず、今までのコーディネイトのルールは一旦忘れてみる。「どう見られているか」「どう見られたいか」という問いかけもしない。自分がその日着たいものだけを手に取り、着てしまう。換言するなら「ねばならない」からの解放宣言、とでも言うのでしょうか(笑)。
この日の私は、いつもより少し派手な服を着て、勢いにまかせたコーディネイトのまま、外出しました。「やっぱり色のもつパワー。好きなアイテムのもつパワーってあるものだ」と、化粧室などで鏡にうつる自分を見る度に思い、気圧の急降下にも負けず無事に一日を終えることができました。
自分にハッパをかけなくてはいけない朝もあるということで……!!!
CREDIT :
トップス/ビームスで購入
スカート/kolor
バッグ/KUROSAWA
ソックス/マーガレット・ハウエル この日と同じ
靴/コンバース この日と同じ
大森葉子
主にビューティ担当。「今日は夏休み?」と聞かれてしまうほどの“ど”カジュアルと「今日は何かあるの?」と聞かれてしまうほどのデザイン性のある服が好き。ほぼ“一目惚れ”買い派。