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ニュアンスのあるポニーテールのつくり方

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パパッと結ぶだけのポニーテールがおしゃれに作れたら、それだけでおしゃれ上級者になれた気分になれますよね。では、「ただのひとつ結びとおしゃれなポニーテールの差は何?」と聞かれたら、答えは2つ。事前にワックスで“ボサボサ”のベースを仕込んでいることと、仕上げに“つまみ出し”をしていることに他なりません。ベース作りは前回たっぷりご紹介したので、今回は“つまみ出し”についてお話ししていきますね。

そもそも、なんのために“つまみ出し”をするのかといえば、シルエットを崩してラフに見せることができるから! ラフ=よく雑誌などで目にする“抜け感”を手に入れられるということなのです。ニュアンスがおしゃれなのに頑張りすぎていないように見えるのが、そのキーワード。頭では理解できたけど、実際には難しそうと思ったそこのあなた! 親指と人差し指の爪の間で細く細く引き出すことさえ意識すれば、意外とすんなりマスターできるので、ご安心ください。それでは、早速、一緒に練習していきましょう。

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ヘアアレンジ前の仕込みをおさらい!

 

仕込みができたところでポニーテールをつくってみましょう!

つまみ出すだけ!
おしゃれひとつ結び

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ワックスを手で根元からまんべんなくなじませたところからスタート。手ぐしで全体を後頭部にまとめ、耳より少しだけ高い位置でゴムで結ぶ。
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毛束の“つまみ出し”は爪と爪の間でするのが鉄則。結び目のゴムを指で抑えながら上下の髪をつまみ出したら、顔まわりの全体の毛束を引き出す。耳の手前の髪とこめかみの髪を一筋ずつ取って指でくるくるねじり、遅れ毛を作る。鏡を見て全体のシルエットを微調整したら、指先で毛束を散らして、できあがり。


つまみ出しでこんなに印象が変わります!

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髪をぴっちりなでつけすぎると、表情がかたく映ってしまいます。もう少し、女性らしさが欲しいもの。
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シルエットも遅れ毛もまさに“エフォートレス”。頑張りすぎてないムードに、こなれ感、漂ってますよね?
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サイドから見ても“引っ詰め感”が際立って、おしゃれさはイマイチ……。堅苦しくきつい印象に見えてしまうことも。
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自然にハラリと落ちたような遅れ毛や表面の浮遊感も抜け感があって今っぽいと思いませんか?

最初はなかなかうまくいかないとやきもきするかもしれませんが、練習を重ねるうちにものの数秒でこなせるようになりますよ。コスト¥0でこんなに印象をブラッシュアップできるテクニックはなかなかないので、この機会に是非マスターしてください。次回は、ポニーテールと同じく人気のヘアアレンジ“おだんご”の作り方をお届けしたいと思います。お楽しみに!

アイコン画像

ヘア&メイクアップアーティスト
長井かおりさん

化粧品メーカーの人気ビューティアドバイザーとして都内百貨店に勤務後、ヘア&メイクアップアーティストに転身。雑誌、広告など幅広いジャンルで女優やモデルのヘアメイクを手がける。「長井かおりが教える 永遠の定番メイク」が発売中。最新コスメや、テクニックなども発信しているブログ「おしゃべりメイクボックス」やインスタグラムもチェックを。Instagram:@kaorimake

 

次回は4月2日(月)公開予定です。

第1回「おしゃれ髪はアレンジ前の仕込みが決め手!」はこちら>>
第3回「ゴム1本でできるルーズなおだんごヘア」はこちら>>
第4回「白髪も隠せるスカーフアレンジ」はこちら>>
第5回「パウダーで簡単に薄毛を隠す方法」はこちら>>
第6回「指一本でボリュームアップ!女っぽヘアに」はこちら>>
第7回「髪の長さ別・似合う帽子のかぶり方」はこちら>>

動画撮影・編集/柳本創、森翔太、国分智之(EMET Creation)
ヘア&メイク・出演/長井かおり 取材・文/石橋里奈 構成/川端里恵(編集部)