朝から発表会の取材があった日。基本的には楽ちんな格好でいたい僕も、こんな時は程よい「きちんと感」を気にします。かといって、スーツを着るほどでもない。こういう微妙なラインって、パーティーとかでもありますよね。そういう時、ついつい頼ってしまうのがネイビーのブレザーです。

25年しか生きていない僕が言うのも生意気ですが、男なら生まれてから死ぬまでお世話になる(べき)服、それがブレザーだと思っています。(もちろん女性も!)

“紺ブレ”の落としどころって。 by柳田啓輔_img0
Ⅰ型と呼ばれるボックスシルエットの本家本元であるブルックス ブラザーズ。「マディソン」や「ケンブリッジ」といったいろんなモデルがありますが、男性なら一度は"紺ブレ"に憧れたはず。ジュンヤワタナベとのコラボは、オーセンティックなフォルムは継承しつつサイズ感を現代風にアップデートしたもの。

ただ、この通称“紺ブレ”、高校生の頃から慣れ親しんでいるはずなのに、ある時期を超えてから着こなすのが途端に難しくなってきたんです。
というのも大正顔の僕が、ストンと落ちるボックスシルエットのブレザーを着ると名球会よろしく同窓会おじさんに見られかねない。とはいえ年齢は高校生に近いので、まんまアイビーっぽいシャツやネクタイをすれば、制服のような「真面目」さが悪目立ちしてしまう。ブレザーって、懐は広いけど奧も深いから落としどころがなかなか難しい。

“紺ブレ”の落としどころって。 by柳田啓輔_img2
ふてぶてしい顔をしていますが、目線に困った挙句なんです (笑)。この時はブレザーとパンツのコーデから先に考えて、ちゃんとしすぎても嫌なので「ハズシ」にノースフェイスのダウンを。
“紺ブレ”の落としどころって。 by柳田啓輔_img4
名球会の一員にならないために(笑)、丈はおしりにかかるくらいのモデルを。金ボタンならば、悪目立ちすると幼稚に見えかねないので、メガネやリネンのチーフをさしてなんとなくポイントを作るようにしています。

一方で、女性の紺ブレには目がないです(変態ではありません笑)。というのも、女性が着ると不思議と金ボタンが嫌らしく見えないんです。カジュアルなアイテムやスカートと相性も良いのに、誠実そうに見えるきちんと感もある。前に大草編集長も言っていましたが、本当に誰にでも合わせやすく、その人があらわれるアイテムなんだなあ、と思います。

本当は、早く貫禄のある渋いオジサマ、つまり名球会の一員のようにブレザーを着こなしたいんです。ただ、中身がぺらっぺらの僕にはまだ、程よくカジュアルに着崩すくらいがちょうどいい。その時の自分に合ったブレザーの着方ができるよう、これからも「落としどころ」を模索し続けていきます!

CREDIT:
アウター/ザ・ノース・フェイス(この日と同じ
ブレザー/アイ コムデギャルソンジュンヤワタナベマン×ブルックス ブラザーズ
スウェット/ループウィラー
シャツ/コムデギャルソン・シャツ フォーエバー(この日と同じ
パンツ/ユナイテッドアローズ&サンズ(この日と同じ
シューズ/addidas MUNCHEN(この日と同じ

アイコン画像

柳田 啓輔

ミモレ唯一の男子。鹿児島出身ですがお酒は強くなく、平成5年生まれの昭和顔だと思っていたら最近は大正っぽいと言われるようになりました。学生時代からトラッド、ストリート、モードと、色々と迷走してきましたが、今は社会人として見られる格好を心がけようと、さらに迷走中。ミモレの新人として日々是鍛錬で精進していきます。

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■3月17日(土) 13:00~ クローズドイベント

「ミモレお茶会@米沢」
@米沢市内
(詳細は当選された方に追ってご連絡させていただきます)


<内容>
米沢織に対する思いや、今回の企画のために織られたオリジナル生地を使用したコラボアイテムの制作秘話を大草編集長がたっぷり語る懇親会形式を予定しています。実際に制作したコラボアイテム(詳細は3月上旬公開の記事をお待ちください!)もゆっくりご覧いただけます。スウィーツを楽しみながら、ミモレについて、おしゃれのことなどをおしゃべりしながら、楽しい時間を過ごしていただけたらと思います。
米沢市在住の方でなくてもご参加いただけます。東北の皆様、ご参加お待ちしております。
応募はコチラ>>
※応募締切※ 3月8日(木)~11:59
※15名程度のカジュアルな会を予定しています。
※応募多数の場合は抽選とし、編集部からのお知らせをもって当選とさせていただきます。
※交通費など、現金の付与はございません。
※当日の様子はmi-molletのサイトやSNSなどに掲載させていただくことがございます。
※当選された方には3月2日(金)から順次、メールでご連絡いたします。