もうひとつの島 “KANI”へ
フィノール ヴィラに滞在すると隣接するボートで5分のカニフィノール島(クラブメッド カニフィノール)でのアクティビティもすべてオールインクルーシブで楽しむことができます(こちらはモルディブにある数あるホテルの中で最多のアクティビティ数を誇るリゾートなのだそう!)。さらに、レストランやバーなどの施設も使えるので、気分転換するためにも2つの島を行き来できるシステムは嬉しかったです。

ハネムーナーが優雅な時間を過ごすためのリゾートがフィノールヴィラだとしたら、カニはファミリー利用が中心のカジュアルでアクティブな印象です。
こちらはカニの水上コテージ利用者だけが使える360度ガラス張りのマンタラウンジ。こちらはフィノールヴィラの宿泊客も自由に使うことができます。
フィノールヴィラはレストランがひとつしかないのですが、カニには3カ所あるので、2つの島をまたいで4つのレストランを楽しむことができます。
とろとろになるほど怠惰に静かに過ごすのもリゾートの醍醐味ですが、人が陽気に楽しんでいる様子を見るのも好きなんだよな〜。こちらはズンバダンス風景。
日曜日にだけ開かれるマーケット。首都マレから舟で駆けつけているそうです。かなりリーズナブルなので、値段交渉しながらお土産を買われてみては?
「誰がリゾートで卓球するんだよ」と思われた方、「はい、私たちです」。かなり本気で試合をしていたら、ギャラリーが盛り上げてくれました(苦笑)。
カニで挑戦したかったのはSUP(スタンドアップパドル)。この夏は1回もトライできなかったので、思う存分楽しむことができて大満足。希望者にはレクチャーももちろんしてくれます。
プールサイドも賑やか。この日、ライフガードを担当していたG.Oは日本人の方だったので、日本の近況を話し込んでしまいました。夜のバーに彼女が浴衣で現れビックリ。楽しんで働かれていて素敵だな〜。
夕暮れ時にはビーチがレイブ会場に!?  あまりのツボな選曲に、聴きながらずっとカラダを揺らしておりました。ちなみにDJを努めたG.Oはフロム南アフリカ。世界各国から楽しませ好きが集結する島だな〜。
夜のバータイムは深夜まで賑やか。ちなみに、AM0時30分までは復路のボートが動いているので、カニで遊び尽くすことも可能です。G.Oによる(かなり本格的な)ダンスショーを見られる日もあります。


GO GO HEAVEN!
実はスパ好きな私。お酒をいただけないかわりに、スパに散財していた時もありましたっけ(遠い目)。こちらは私も初体験のパリ初のブランド「サンク モンド」のスパ(ちなみに、カニにはマンダラ スパがあります)。パリやスイス、モナコでしか受けられないと思っていたので、あまりご縁がなかったのですが、ついに体験することができました!

スパマネージャーのエンジェさん。ちなみに、ブランド名は「5つの世界」に由来。インドのアーユルヴェーダ、日本の指圧、中国の反射療法、タイ古式マッサージ、地中海のハマムの伝統的な技法をいかしたトリートメントが特徴とのこと。
日頃の疲れというより、アクティビティの疲れ(!?)を癒すためにボディトリートメントを受けました。目の前に広がる水平線。ベッドの下にはガラス越しにキラキラ揺らめく海面……まさに、天国。ちなみに気持ちが良すぎて、すぐに寝落ちしてしまいました(苦笑)。


オーシャンビューなダイニング
フィノールヴィラはレストランが一カ所ですが、朝・昼・晩と多彩なメニューが日替わりで用意されているので飽きることはありません。朝と晩はアラカルト。ランチは、オーダーしてからライブクッキングステーションでシェフが調理、盛りつけをしてくれるビュッフェスタイルが楽しい! バーも併設されているので、食後に場所をうつしてボーッとできるのも魅力です(笑)。

  • 開放的なレストランMOTU。オープンエアのデッキ席が人気です。下を覗くと熱帯魚の中に優雅に泳ぐサメ(こわくない愛らしい品種の)も!?
  • ライブクッキングステーションでは、西洋、中華、インド、和食、エスニックと各国の料理が日替わり8種エントリーされていました。
  • 朝はコンチネンタルブレックファーストなどの定番の他、和食、韓国、中華がエントリー。美味しいお粥や味噌汁もいただける幸せよ(笑)。


NIGHT OUT!
夜のお出かけといっても、部屋からプールサイドに向かうだけなのですが、シャワーを浴びて、口紅を引いて、リゾートなおしゃれをして出かけるだけで気分が切り替わって楽しいものです。お酒がほとんど飲めないのは残念なかぎりですが、それでもディナー前や後に、それらしい(!?)飲み物でゆっくり大人な時間を楽しむことができました。

  • ブルーキュラソーを使ったカクテル「スカイブルー」。夕日を見ながらのディナー前のアペリティフタイム。
  • フランス系リゾート「クラブ メッド」だけあって、毎日違った趣向がこらされるアペリティフタイムが滞在中の楽しみのひとつになりました。
  • もちろんナイトプールも楽しめます。しっとりとしたアコースティックライブの夜も、かなり大音量での映画鑑賞会の夜も。

 

この滞在では、日々違うグラデーションを見せてくれる朝焼けと夕焼けの色にすっかり魅了されました。


リゾートでは「何もしない贅沢」という選択もありますが、「楽しみ尽くす贅沢」というのもありますね。思った以上にアクティブに過ごしてしまい、この旅で読もうと持ってきた本の半分も消化できませんでしたが(苦笑)、怠惰な時間を持ちつつも、毎日適度にカラダを動かせたことで効率的にリフレッシュできました。フィノールヴィラのような大人リゾート(ちなみに12歳以上という年齢制限あり)での滞在はもちろん素晴らしいのですが、同時にカニフィノールでのポップで陽気な空気も味わえ、「静」と「動」の両極端なリゾートの醍醐味を楽しみ尽くせ、大満足のモルディブ滞在となりました!

次回は「リゾートのドレスアップのこと」を綴りたいと思います。

今日のお品書き
産婦人科医、性科学者として多方面で活躍されている宋美玄先生に「ミモレ世代の性との向き合い方」を伺うインタビュー。第2回目は、「デリケートゾーン」と「更年期」について。インタビュー中、「長生きをしたとしたなら、初潮前と生理がある期間と比べ、更年期中から後の人生が最も長いんですよ」という先生の言葉が忘れられません。なのに、私たちには「知識」がなさすぎる!

 
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