「オリエンタル占星術」でおなじみの占い師・水晶玉子さんに、2020年イチオシのパワースポットを教えてもらいました。
よくパワースポットというと「〇〇県××市にある△△神社」といった紹介が多いですが、水晶さんが教えてくれるのはその年の特徴から導き出した“キーワード”。遠くへ出かけなくてもすぐ身近な場所から探せるので、わざわざ旅行には出かけられない、という人も気軽にパワースポット巡りができますよ! 2020年のツキを呼ぶスポット、そこに共通するキーワードとは?

 

2020年のパワーは「自然」と「食」からいただこう!


「オリエンタル占星術」では、2020年は「畢宿(ひっしゅく)」の年。パワースポットはずばり「自然」で、さらに美味しい、心地いいといった“五感に響く場所・コト”にもツキが宿るそうです。

 

「畢宿は食を象徴する宿でもあるので牧場や果樹園、フルーツ狩りやバーベキューなど、自然を感じられる場所に食を組み合わせられたら最高ですね。とにかく美味しいものはマスト! “海の幸を食べに行く”というように、旅の目的にしてしまうのでもいいんです。

旅は行き先や目的に関わらず、そのものが素晴らしい開運アクションなのですが、とはいえ家族や仕事を抱えているとなかなか難しいですよね。別に遠くへ出かけなくたって、近くの公園で大切な人と一緒にお弁当を食べるのだっていいんです。これだけでも、ちょっとした非日常感は味わえるはずですから」


寺社仏閣は開運アクション「登る・昇る」で選ぶべし
 

2020年の十干十二支は「庚子(かのえ・ね)」で、この年は“上を目指す”のが開運のポイントなのだそう。そのため、長い階段のあるお寺や神社は絶好のパワースポット。または山全体をご神体とする神社でお山に登らせていただいても!

 
 

「女人高野」の別名でも知られる、奈良県宇陀市の室生寺。 杉の大木に囲まれた石段を根気よく登っていくと、各地に残る大師堂の中でも最古級を誇る奥の院が見えてきます。

「ふもとに本殿(本堂)があり、その奥を少し上がっていったところに奥宮(奥の院)がある寺社仏閣は多いですよね。そういう場所に行ったら面倒がらず、ぜひ奥宮まで参拝して。

この時エレベーターなどは使わずに、自分の足で一歩一歩上がること。本当は車で行けるところを自分の足で少し歩いてみる、とかでもいいんですよ。ほんの少しでいいから“苦労すること”が大切なんです。山羊座に星が集中する2020年は、小さな目標を作り、それを達成すること。またそれを一つひとつ重ねることで運が開ける星回りです」

花の寺としても人気の高い、奈良県桜井市の長谷寺。国宝の本堂は京都・清水寺などと同じ舞台がせり出した懸け造りで、ここからの眺めは絶景。
重文の「登廊(のぼりろう)」。上から吊るされた丸い行燈は独特のもので、長谷型と呼ばれるもの。

ちなみに2019年のパワースポットは「格式のある場所、古い建物のある場所」とのことでしたが、まだ山羊座の星回りが続いているので引き続き2020年もおすすめとのこと。

「というか、もしも行ってみたいと思いながらまだ行けていない場所があるなら、年の運勢など気にせずぜひ行ってほしいですね。何千、何万とある寺社仏閣の中から「行ってみたい」と感じたのなら、それだけでもう少なからぬご縁ですから。きっとそこの神様、仏様はあなたが行くのをお待ちだろうし、行けば必ずいいパワーをいただけるはずですよ」

 

「自然」「美味しいもの」「登る・昇る」、このキーワードが当てはまる場所ならOKなので、きっとみなさんの住む街にもパワースポットが見つかるはずですよ。水晶さんの最新書籍『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦2020』には27宿別のラッキースポットも載っているので、そちらもぜひ参考に!

 

『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ366日メッセージつき 開運暦2020』
著者  水晶 玉子 1400円(税別) 集英社

シリーズ累計36万部を突破! 大人気シリーズの最新2020年版。27宿別・366日すべての運勢が分かる開運暦に、ゲッターズ飯田氏との対談、27宿×12星座の運勢ランキングなど盛りだくさんの一冊。家族や友人まで気になる人間関係をすべて占える相性診断も「当たる!!」と評判です。昨年から続く特別付録として、あなたへのメッセージが読める開運アドバイスおみくじシール付き。水晶さんご本人による個人鑑定、開運セミナー招待など購入者限定の豪華プレゼントも。


文・構成/山崎恵
 

 

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