こちらはニューヨーク市立図書館の前の歩道。ニューヨークの人たちは、観光客も含めてカジュアルな格好が圧倒的に多い印象です。

こんにちは!
今回のニューヨーク一人旅のファッションは、“ワンピース頼み”でした。おしゃれ上級者とは言えない私にとって、一枚でコーディネートが決まるワンピースはいつも強い味方。旅でもそれはなおさらです。ついつい地味目な無地を選びがちなので、シルバーやホワイトの大振りのアクセサリーをいくつか持って行き、それらをアクセントとしていました。

 

今回の一人旅の場合、行き先がアメリカというのも大きかったと思いますが、母とのヨーロッパ旅と比べると、「好きなものを着ればいいや」というファッションに対する気持ちの解放感は、我ながら驚くほどでした。
言ってみれば、「それなりの服装をして、きちんとした扱いをされなければ」という気持ちが断然、薄かったのです。ニューヨークの街中では、カジュアルな服装の人がヨーロッパより圧倒的に多いですし、母の「あなたにこれは似合う、似合わない」というアドバイスという名の「縛り」がなかったことも(母よ。あなたの娘は53歳なんですよ!笑)、解放感の大きな理由かもしれません。

自分を撮ってもらった唯一の写真。こちらのワンピース、無地ながら袖がドラマティックなデザインなので、アクセサリーが映えるお気に入りの一枚です。

そうは言っても、襟ぐりの開き方が中途半端なものとか、腕周りがにょきっと出るような(私は二の腕がとっても太いのです)、自分にちょっとでも似合わないなと思うものは着ないようにしています。せっかくのニューヨーク、ウィンドウに映った我が姿を見て気持ちがしゅっとしぼむのは嫌ですからね(笑)。

そして最近、ワンピースは、ドラマティックさを感じるものを選ぶようになりました。とくに春夏のワンピースは素材が軽いので、ドレスのように裾が長かったり、デザインに斬新さや奇抜さが入ってもそこまで大げさな感じになりません。また、年齢的にドラマティックなデザインが似合う……というか、許されるようになってきたのだなと思います。年齢を重ねると、幸か不幸か、服の印象の強さに負けない、経験と度胸(貫禄とも呼ぶ)を身に着けたわが身の内面がにじみ出ますからね(でも、わたくし、色だけはなかなか地味から脱却できないのです)。

 
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