3月15日は「靴の記念日」であることをご存知でしょうか？　明治3（1870）年3月15日に東京・築地入舟町に日本で初めての靴工場、伊勢勝造靴場が開設。これを靴産業誕生の日（3月15日）とし、1932（昭和7）年に東京靴同業組合が記念日に制定したそう。

 

当時、日本の庶民はほとんどが和装で草履や下駄をはいていた時代。日本人の足に合う軍用靴を作る目的でスタートし、殖産興業と富国強兵という時代の流れに応えて、各地に造靴所が次々とつくられたと言います。その後、太平洋戦争と敗戦の混乱、洋装化、高度成長、ファッション化、国際化といった、大きな波のような変化を次々と乗り越えながら、2020年に“靴産業150年”を迎えたのです。

これを記念したイベントが２つ、順次開催予定。生まれた時から、“洋服に靴”が当たり前の私たちですが、この機会に“靴の歴史”を入り口に、日本の歴史を振り返るのも良い機会かもしれません。イベントの内容は、次の通り――。

【ISETAN靴博2020】
■会期：2020年8月26日(水)～8月31日(月)
■会場：伊勢丹新宿本店（東京都新宿区新宿3-14-1本館6F＝催物場）
■入場無料

日本の靴産業150周年の革靴歴史展示や、150周年限定モデルのリーガルに加え、マドラスの55周年記念モデルの出品など、日本を代表する靴メーカーの逸品が並びます。


日本を代表する老舗「リーガル(REGAL)」による
記念のサドルシューズが登場！

 


1902年(明治35年)に誕生した日本製靴株式会社が「リーガル（REGAL）」の前身。学生時代にREGALのローファーを愛用していた女学生は多いのではないでしょうか？　1世紀以上にわたり日本の靴文化を支えてきた老舗ブランドからは、現代的な解釈を入れたサドルシューズを製作。長く愛用したいブラック×ホワイトのコンビネーションです。
価格：メンズ￥30000（税抜）、レディース￥28000（税抜）
サイズ：メンズ24.0～27.0㎝、レディース22.0～25.0㎝


国産の革やソールにこだわった
「リーガル（REGAL）」の限定ブーツも。

 

古い日本の靴の中から、当時の編み上げブーツをモチーフに、現代風にアレンジを施したミリタリーモチーフブーツ。こちらはメンズのみの展開ですが、コレクター垂涎のレアな逸品 。ブラックとタン（茶）の各色15足の限定品になります。
価格：￥50000（税抜）
サイズ：メンズ24.0㎝～27.0㎝
納期：20年9月下旬予定～10月上旬予定（受注品になります）

【特別企画　靴ミュージアム　日本の革靴150周年】
■会期：2020年9月19日(土)～9月20日(日)
■時間：11:00～20:00
■会場：渋谷スクランブルスクエア12階
（東京都渋谷区渋谷2丁目24-12、12FEventSpaceScene12）
■入場無料
 　 
一般社団法人日本皮革産業連合会が主催する展覧会。日本の靴産業150年の間に流行した靴の数々を展示。また、学生による未来の靴の展示やシューケアワークショップ（予約制）など、イベント満載。日本の革靴の、過去と現在と未来を感じることができる内容になっています。


まだまだ暑さは厳しいけれど、暦は「秋」に。歴史と文化を感じられる展覧会で、素敵な時間を過ごしてください。

お問合せ先／一般社団法人 日本皮革産業連合会
公式サイトはこちら＞＞


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