“Depressed”

日本語だと「うつ病」という意味になってしまいますが、このディプレスという言葉は私の周りの誰もが気軽に使っています。
とくにロックダウンが1年にもなるアメリカやヨーロッパでは、「元気?」と聞けば「ノーディプレス」と答えが返ってくるのが、ここ毎日続いています。

憂鬱になってしまうのは、この状況では当たり前です。ならないほうがおかしいくらいです。私ももちろんそうです。

朝、目覚めて「あー、また同じ1日か」と思ってしまいます。
それでも気持ちを入れ替えて、今日のTO DO listを考えます。

私の住んでいるポルトガルは、今、冬の雨が続いています。
最近は雨の日でも、少しの雨なら午前中に走ることにしました。
大好きな「ランニング80’s」のプレイリストを聴きながら走るのは、最高の気分転換です。

でも、その後の冬の午後は長いです。
そこで私は午後のお茶の時間を作りました。

午後4時になるとお湯を沸かして、大好きなアールグレーの紅茶を淹れます。
ミルクはアーモンドミルクです。

紅茶はポルトガルのTeo、そしてお気に入りのアーモンドミルク

その日の気分でティーポット、カップを選びます。
少しクラシックな気分の日には、シルバーのティーポットにソーサー付きの薄手のティーカップを。カジュアルな気分なら、カントリー風のティーポットに、お茶用のマグカップや、厚めのティーカップを。


▼右にスワイプしてください▼

①シルバーのポットのセットはエルキューイで、祖母から結婚のお祝いにもらいました。カラフルなカップのセットはポルトガルを代表する陶磁器のブランド、ビスタアレグレ

ウェッジウッドのワイルドストロベリーのセットは、やはり祖母からのギフト

③このティーポットはThe Haldon Group 1988 という日本製のもので、パリで購入。このブランドは今、どうなってしまったのでしょうか? カップはジアン

オーガニックショップで買う、シンプルなクッキーを1、2枚添えて、一緒にいただきます。
特別な日と称して、タルトタタンやチーズケーキなどを焼くこともありますが、毎日のことですから基本的にケーキはなしです。

ポットはビレロイ&ボッホ。左のカップは数年前の息子たちからのクリスマスプレゼントで、Anna Weatherley。右はマーサ・スチュワートのものでカリフォルニアに住んでいるときにメーシーズで偶然見つけて買ったもの。クッキーがのっている小皿は日本で買ったものです

好きな音楽をその日の気分で選んで、コンピューターなどから離れて外の景色を見ながらお茶を頂くひととき。
今では夫も心待ちにしているようです。4時を過ぎても私がお茶の支度をしないと、「今日のお茶の時間は?」と催促してきます。

ちょっとしたメリハリで気分転換にもなる午後のお茶の時間は、今では我が家の大切な日課です。


前回記事「ロックダウンのストレス解消に「単純作業」のすすめ」はこちら>>