書籍『ディファインメイクで自分の顔を好きになる“私だけの魅力”が絶対見つかる自己肯定メソッド』も話題で、多くの女優やモデルからも指名されるメイクアップアーティストの水野未和子さん。今回から5回に分けて、100円ショップのダイソーやドラッグストアで買えるコスメのおすすめを紹介する短期集中連載がスタートします。1回目は、水野さんにダイソー UR GLAMのコスメを試していただき、その中から「これは使える!」とお墨付きをくれたアイテムと、それを使ったメイクテクニックを紹介します。

 


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コスメはブランド名ではなく、実力で選んでいる水野未和子さん


「今回から100円ショップやドラッグストアで買えるプチプラコスメ企画がスタートします。最初に伝えておきたいのは、私は“ブランド”で選ばないということ。“このブランドだから”では買いません。値段でも選ばないので、“プチプラだから”の視点でも見ていません。
今回紹介するアイテムは、値段はプチプラでも自信をもっておすすめできるものばかりです」

水野未和子さんが考えるデパートコスメ(デパコス)とプチプラコスメの違いは?


「デパコスは、最新のサイエンスを駆使し生み出された目新しいアイテムを堪能できるのが醍醐味。一方、プチプラコスメはすでに世に出ているアイテムを進化させ、より使いやすく落とし込んだものだと思っています。ファッションで言うとザラ的な感じですね」

水野未和子さんが選んだ「ダイソー」のコスメの魅力

水野未和子さんがダイソーのハイライト、シェーディングを使って完成させた大人の陰影メイク。 カーディガン¥19800/アンクレイヴ(オンワード樫山) 

「私が提案している『ディファインメイク』は、ひとりひとりの顔立ちやパーツを際立たせ、本人が本来もち合わせている魅力を引き出すメイクです。目立たせたくないものをシェーディングで影を強めて削ぎ落とし、際立たせたいものはハイライトで光を集め、掘り起こしていきます。そのため、シェーディングとハイライトは私のメイクにとって欠かせないものです。

ダイソーは多くの人が訪れるお店なので、いろんな世代、好みの人にマッチしなければいけません。だから、だれにでも使いやすく、“やりすぎて見えない”コスメが揃っていると感じました。もしシェーディングやハイライトに慣れていなかったとしても、失敗しにくい! こんなに安いのに、ちゃんと研究されてつくられているのだと思います」

 

ブラウン系のパウダーを使って、目元と鼻筋に自然な影を落とし、陰影を出します。そして、頬骨やまぶたの高い部分にハイライトを乗せ、立体感を加えていきます。

 

フェイスラインと頬骨の下、あご先や首筋にはシェーディングを入れ、顔を引き締めていきます。生え際にシェーディングを入れると、顔が奥にいったように見え、小顔効果があります。輪郭にもエッジが立つんです。

あとは、眉を描き、色のつかないリップを塗っただけなのに、光と陰で顔に陰影をつくるだけで、その人自身がもつ魅力がしっかりと浮き出てきます。