おしゃべりへのカットインは、自己開示とセットで

 

もう少し、「受け入れる側の気持ち」を想像してみましょう。

ケイコさんのお話から想像するに、社宅の皆さんは個人主義というより「できればみんな仲良く」タイプの人が多そう。そんな人たちであれば、この春唯一の新入りさんであるケイコさんご一家がどんな人たちなのか興味津々だと思うのです。

「どんな性格の人なのかな?」「ご近所付き合いを積極的にしたいタイプかな?」「なにか地雷になるような話題があったりするかな?」

もしケイコさんが「ご近所づきあいとか勘弁してください」タイプであればうまく距離をとれるよう工夫しないといけませんが、「この地方に友人もいないですし、せっかくなのでここでの生活を楽しみたい。ご近所さんたちに色々教えてもらいたいな」とのことでしたね。

 

でしたら、内輪ネタトークに入って行くときにも、なるべく自己開示とセットにするのはいかがでしょうか。

「私もおしゃべり大好きなので息子に呆れられるんです。その〇〇さんと気が合うかも!」
「私甘いもの大好きなんですが、そのケーキ屋さんはここから近いんですか?」

どんどん自己開示をすることで、皆さんも変に遠慮することなく、安心してケイコさんとおしゃべりできるのではないかな。ただ「それ、なんですか?」と聞くよりも、ケイコさんのことを知ってもらえて話も盛り上がりそうですよね。

とはいえ、「ついつい気後れしてしまう……」という気持ちはよくわかります。これを読んでくださっている皆さんからも、よいアイディアがあればぜひ教えていただきたいです!

皆さんのモヤモヤ話を教えてください!

職場や家庭で、イラっとしたけど言えなかった、違和感を感じたけど言葉にできなかった、モヤモヤしているのは私だけ? と思った経験がありましたら教えてください。エピソードを掲載させて頂く際はミモレの会員ニックネームではなく、仮名でご紹介します。皆さまからのエピソード投稿をお待ちしております。

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文/梅津奏
構成/山本理沙

 

前回記事「「お兄ちゃんには“恥じらい”なんて言わない癖に!」社会人3年目の娘。その地雷はどこにある?」はこちら>>

 
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