英国:ウェセックス公爵夫人ソフィー (エドワード王子夫人)
敬意と愛に溢れる、模範スタイル

ワンピース/スザンナ・ロンドン 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

こちらはエドワード王子の奥様、ソフィー夫人。
マオカラーにくるみボタンがついた、フィット&フレアーのミディ丈のドレスコートは、普段から愛用のブランド、スザンナロンドンのもの。実はこのお洋服は、この日のために作られたもので、縦に切り替えになっている刺繍は、全てハンドメイドで、エリザベス女王がお好きだったすずらんが刺繍されています。棺の上に置かれていたリースにも、このお花は入れられていました。

実の娘同様に、女王が信頼を置き、お気に入りだったと言われるソフィー夫人だからこそのこだわりや、関わったデザイナーやスタッフ達の想いも詰まったお洋服でした。

胸にはブラックパールを含むブローチが。こちらもおそらく女王とのゆかりのものでしょう。ロイヤルドレスコードは勿論、女王への敬意や勿論、愛や絆をも感じさせるお見事なファッションだといえるでしょう。

 

オランダ:マキシマ王妃
ロイヤルらしい、クラシックでエレガントな大人なモーニングスタイル

写真:代表撮影/ロイター/アフロ

こちらはオランダのマキシマ王妃です。今回、各国の招待客に人数制限があったため、全欧州王室メンバーが勢揃いというわけにはいきませんでしたが、そんな中、安心感のあるロイヤル・モーニングスタイルを見せて頂いたのが、このお方でした。

いつもは鮮やかカラーで、パンチのある華やかファッションがお得意ですが、この日は開襟で、フィット&フレアーシルエットのロング丈のブラックドレスにピルボックス型のお帽子、レトロなハンドバッグと、全身をクラシックなデザインでまとめられていることがわかります。

キャサリン妃同様、胸元だけVに少し開いたデザインにされ、パールのジュエリーを引き立たせるのが、欧州ロイヤルの皆様のお好きなスタイルのようです。

帽子の被り方や角度など、年齢を重ねても洗練されて見えるブラックスタイルのお手本といえるのが、マキシマ王妃でしょう。