高身長だって「タイトな服」「ガーリーな服」が着たい!

 

大学時代に一度、友人に着物の格安レンタルショップに連れて行って貰いましたが、高身長の女性向けの着物もとても種類が少なかったのを覚えています。これが着たい! と強く惹かれたものは普通のサイズしかなかったため、適当に見繕って着たのですが、やはり袖が短く、手首あたりが丸見えでした……。

“手足つんつるてんの悲劇”は、高校時代にも経験。筆者は貧困家庭で育ちました。そのため、親に高校の制服を買ってもらえず、知り合いのお古をもらったのですが、やはりそれも手足はつんつるてん状態! 袖の長さも全然足りないし、スカートも丈が短くて、制服検査で先生に目を付けられる始末。大学入学時もリクルートスーツを買うお金がなく、他の人からもらったスーツを着用したものの、パンツの丈が足りず足首がスースーしました。

ショッピングセンターに行けばアパレルブランドがひしめいていますが、「かわいい!」と思って手に取っても、タイトなデザイン、体のラインが出る服に限って、大概がワンサイズ、またはS・Mの2サイズ展開。特にガーリーなデザインってサイズ展開が少ないケースが多いんですよね。例えばミニ丈のワンピなんか丈が足りなくてもう目も当てられない感じになっちゃいますし。何度買うのを諦めたことか……(泣)。

 

「フリーサイズ」ではなく「平均女性専用サイズ」である

 

そもそも筆者は「フリーサイズ」という言葉に懐疑的です。身長も体型もみんなバラバラなのに「フリー」なんて存在するのか?! 平均身長・体重の女性(男性)専用サイズの間違いでしょう! 詭弁だぁぁぁ!

フラッとアパレルショップに入った時のこと。店員さんが着ていたマキシ丈のロングカーディガンがかわいくて、フリーサイズだというので同じものを試着させてもらったんです。店員さんはふくらはぎの真ん中あたりに裾がくるのに、私はなんと膝上付近! 思わずほんとに同じ服? と目をこすりました。