「自分はお呼びでない」という疎外感


服や靴以外にも、サイズ選びで困るものがあります。筆者は手がとても大きいんです! 女子と手を合わせ、よく「おっき〜ね!」と言われました(こういう時なんと返したらいいんですかね、ホント)。だから必然的にフリーサイズの指輪が入らない。おしゃれな人って、よくリングの重ねづけをしていますが、筆者は指輪をつけたことは一度もありません。試しに友人のリングをつけさせてもらったら、ピンキーリングになりました。てへっ(辛い)!

 

女性向けのリングに多い9号〜13号のものは(小指以外は)絶対に入らないし、店頭でお試しのつもりではめたら抜けなくなって大惨事になりかねないので、いつかオーダーメイドで作れるところに行きたいです(って思い始めてから3年が経ちましたけど☆)。手袋も入らなかったり、指先がきつかったりして、買ったのに一度も使わない、なんてこともありました。

 

横幅が合わないのなら、多少ダイエットすれば着られる服の幅も広がるかもしれません。でも、身長や手足のサイズ、骨格、腕の長さはどうにもなりません。実際、筆者も長らく痩せ型でガリガリだったのですが、それでもフリーサイズやS・Mサイズは丈が短く、肩がきつかったのです。

服も靴も下着も何もかも、表示には身長は150~162cm、足のサイズは22~24cmと書いてあります。つまり、それ以上、またそれ以下の人は「想定されていない」んですね(平均身長より低い方も、同じように洋服や靴選びで苦労することが多いと聞きます)。あらゆる洋服、靴などが、「自分はお呼びでない」「はじめから選べない」という疎外感が常にあります。