フォーマルな装いにはもちろんシンプルな白シャツに合わせるだけで着こなしを格上げするパールジュエリー。今回は、エレガントさもありながらエッジの効いたデザイン、色石を組み合わせたパールリングなど、普段使いにもおすすめの“しゃれ見え”なパールジュエリーブランドを、スタイリスト室井由美子さんに教えていただきます。
 

【mariko tsuchiyama(マリコ ツチヤマ)】 


上質なパールと、独自のデザインをミックスしたジュエリーを世界に発信するジュエリーブランド。デザイナーのマリコツチヤマ氏は、現在イギリスのブライトンにアトリエを構え制作活動を行っているそう。自然の摂理の美しさからインスピレーションを受けた、繊細でミニマルなデザインは、年齢を重ねても長く愛用したい、オンリーワンな魅力あふれるジュエリーです。

クモケシ パール リング 各¥64900/マリコ ツチヤマ(エスケーパーズ オンライン)

一般的なものに比べ粒が大きく、照りのある美しい品質のケシパールを使用した彫刻のようなリング。1点1点形や色合いが異なるのも魅力。重ね付けをしてボリュームを出すのもおすすめです。

エメラルド&サウスシー パール リング ¥346500/マリコ ツチヤマ(エスケーパーズ オンライン)

暖かい海で採れるゴールド系のサウスシーパールが特別感をアップさせるピンキーリング。1粒ずつ厳選されたパールは、大粒で照りがあり、アンティークのような雰囲気も。ゴールドのリングにあしらったエメラルドもエレガントで大人の遊び心を感じるデザイン。

大草 直子

YUMIKO‘S コメント


「いつものパールと違ったものが欲しいな」、そう思った時に出会ったのがこちらのブランド。今回ご紹介したリングは、どちらもつけているとちょっと目を引くようなもの。モード感のあるジュエリーたちは、とてもチャーミングなイギリス在住のデザイナーさんの手によって作られていると知り、さらにファンになりました。

ケシパールのリングは、一般的なものに比べると粒が大きいのにも驚きました。いびつな形のケシパールですが、つけてみると意外と手にしっくりくるのも面白い。重ねてつけると、まるで花が咲いたようなとても華やかなリングです。

またエメラルドとサウスシーパールのリングは、あえてピンキーリングというところにグッときました。ぽってりとしたパールとエメラルドの組み合わせはかなり珍しく、デザイナーさんのセンスの良さがうかがえます。
 

 


【MIZUKI(ミズキ)】


デザイナーのミズキ氏と夫のアラン氏が手掛ける、1996年にNYで設立したジュエリーブランド。繊細な女性らしさのなかにエッジを効かせたデザインは、エレガントだけどかしこまりすぎず、フォーマルにもカジュアルにも着けやすいのが特徴です。

ネックレス¥121000/ミズキ(ロンハーマン)

14金の華奢なチェーンにグレーのアコヤパールをあしらったネックレス。エレガントでスタイリッシュなグレーパールは普段使いにもおすすめ。洗練された美しさをまとえます。

ピアス(両耳用)¥72600/ミズキ(ロンハーマン)

14金にアコヤパールが連なったデザインが、耳元でさりげなく揺れるピアス。オケージョンから普段使いまで、シーンを選ばず着けられます。

大草 直子

YUMIKO‘S コメント


以前に比べて、よりフェミニンな印象が強くなったMIZUKIのパールジュエリー。
さりげないですが、つけていると「それどこの?」と聞きたくなるようなデザインなのは流石です。

今でしたら、華奢なグレーアコヤパールのネックレスがオススメ。細いジュエリーなので他のアイテムともレイヤードもしやすく、重宝すること間違いなし。個人的には、インディアンジュエリーネックレスなどと合わせるのも洒落ていると思います。

またMIZUKIといったら、このひし形のピアスがアイコン。小さなアコヤパールが可憐に連なったデザインは、オンでもオフでも使えるデザイン。カジュアルな格好につけて、ちょっとスタイルをクラスアップさせるのにもぴったりです。

 
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