かっこいいのにセクシーなブラック&ホワイト・スタイル

1992年9月、ソールズベリー大聖堂で行われたコンサートに出席。 写真:Shutterstock/アフロ

チャールズ皇太子(当時)とともにコンサートに出席された際のダイアナ元妃のファッションです。ショート丈のタキシードジャケットと、ビスチェ型のドレスを中にお召しになった、セクシーなモノトーンスタイルがお似合いのダイアナ元妃。

素材やデザインそのものは、フォーマルな式にはトゥーマッチですが、シルエットや全身の色バランスは、とっても参考になるはず。スタイルを良く見せる着こなし、また女性らしさをアピールするファッションという点でも、この方の右に出るプリンセスはいない!

時代を超えてやっぱり素敵な、ダイアナ元妃のボディコンシャススタイルです。

 

全身隙なし!モード&ゴージャスな、モノトーン・ファッション

1985年11月1日、米国ワシントンの、ナショナル・ギャラリー・オブ・アートにて。 スーツ/キャサリン・ウォーカー 帽子/フレデリック・フォックス 写真:PA Images/アフロ

最後はこちら。ご結婚から3年目、24歳のダイアナ元妃です。
この頃といえば、最もクチュール感が強いファッションが多く、それを象徴するように、白黒モノトーンのスタイルでさえも、こんなに華やかでした。

白のベースに黒が効いたピーク・ド・ラペルのジャケットと、黒のトップス&フレアースカートという組み合わせのお洋服は、キャサリン・ウォーカーのデザイン。
現在キャサリン妃も愛用されているブランドですが、着用する方によって当然のごとくデザインが異なりますね。

コーデの仕上げとも言えるツバの大きなお帽子は、フレデリック・フォックスとこちらも王室御用達のミリナリーによるデザインです。

まるでクチュール・コレクションさながらに、全身隙なく完璧コーディネートが、まさにダイアナ元妃!

これをこのまま真似るのも、着ていくシーンも、なかなか難しいですが、しかしながら襟の形やバイカラー、帽子をのぞけば、基本は白ジャケット+黒フレアースカートという、フォーマルな鉄板スタイル。

憧れファッションが主流だったダイアナ元妃から、リアルクローズが主流の現代、キャサリン妃に至るまで、時代は変わっても、モノトーン・スタイルは健在。ロイヤルスタイルとして気品と品格あるファッションとして受け継がれていることがわかります。


構成/高橋香奈子
 

 

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