怒りにくい体質になる習慣① サクセスログをつける


日々の生活のなかでは、怒りを感じてイライラすることばかりでなく、うれしかったことやうまくいったこともたくさんあるでしょう。そんな、しあわせだと感じられることや、うまくいったことを記録することを、サクセスログと言います。

サクセスログに取り組むと、メモするたびにしあわせな気持ちがわいてくるので、自然とプラス面に目を向けられる体質になっていきます。職場で話したことがない人に挨拶をしたら笑顔で返してくれた、早起きしたら朝日が気持ちよかった、今日の目玉焼きはうまく焼けた……など、小さなことでいいのです。書き留めることを習慣にしましょう。記録することで、自分に自信を持つことができ、いいことに目を向けられるようになったり、小さなことでもしあわせだと感じられるようになったりします。

習慣化するうちに、怒りにくい体質になるといった効果が期待できるので、ぜひ、取り組んでみてください。

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怒りにくい体質になる習慣② アンガーログをつける


アンガーログは、どんなことに怒りを感じたのかを記録するという、アンガーマネジメントの基本となる取り組みです。たとえば「歩きスマホをしている人にぶつかられ、イラッとした」というように、怒りを感じたことを書き留めます。専用のノートをつくったり、スケジュール帳に書き込んだりするほか、スマートフォンのメモ機能などを活用すると、続けやすいのでおすすめです。

 

書き方は、その場で直感的に書く、怒りを感じるたびに書く、その場では分析しない、といったことがポイントになります。何に怒りを感じたのかを明確にしたいため、ただ「ムカつく」や「バカやろう」という言葉だけ書くとか、グチやうらみごとを書いたりするのはやめましょう。アンガーログをつけると、書くという行動でクールダウンできるほか、どんなことに怒りがわくのか、傾向や特徴も見えてきます。自分がどんなことで怒りを感じるのか、怒りのもとである「こうあるべき」がわかるようになるという効果もあるので、ぜひ取り組んでみてください。