ジョージ王子、公の場でのタイデビューは8歳直前

2021年6月29日、ユーロ2020 決勝トーナメントを観戦。写真:picture alliance/アフロ

続いては、ジョージ王子のタイ姿のお披露目となったのがこの時、大好きなサッカーの観戦に訪れた時でした。サッカー協会のプレジデントである父は教会の公式グッズであるタイを着用。ジョージ王子のレジメン・タイに関しては、別のものとみられ、恐らくキャサリン妃が用意されたご自身の物なのでしょう。

タイに関しても、トーマス・バタシー校でイヤー3(7歳)からスクール・タイが存在していたので、きっと学校では着用されていたはず。しかし公の場ではこの時が初めてということに。デビューというわりに、やけに、馴染んでいらっしゃる感があるのも、プライベートはお着けになっていたからなのでしょう。やはり大切なのは慣れ。慣れていなければ、ここまでサマにならないですよね。

では、父ウィリアム皇太子はどうだったのかと気になり、過去を遡ってみました。

 

ウィリアム皇太子は、5歳の年に初登校でタイ・デビュー

1987年1月15日 ロンドン、ノッティングヒルのウェザービー校へ初登校。5歳の年。写真:PA Images/アフロ

ダイアナ元妃に連れられ、ロンドンはノッティングヒルのプレ・プレップスクールに初登校された日のウィリアム皇太子です。コートに、シャツ、赤いタイ、そしてキャップと、全てスクールのアイコニックなユニフォームですが、この頃から毎日、タイを結んで通学をされていたと思うと、さすがの英国紳士スタイルも納得です。

思えば、ちょうどルイ王子と同じ年の頃にタイをお着けになったことも、偶然か、それともプリンスの当たり前のデビュー時期なのか、気になるところ。

この時は冬なのでコートを羽織られていますが、中のシャツ+タイ、ショートパンツ+ハイソックスは、ジョージ王子やルイ王子も受け継がれてきたスタイルです。
 

シャーロット王女(8歳直前)の鉄板、花柄+パフスリーブ+リブタイツ

花柄ワンピース/レイチェル・ライリー 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

では今度は、プリンセスのファッションです。
この日、シャーロット王女は、ネイビーのコートの下にワンピースをお召しになっていました。
落ち着いたエッグブルーに花柄の半袖ワンピース、そしてリブのタイツ、メリージェーンという、いわば英国王室のプリンセススタイルです。

昨年のエリザベス女王のプラチナジュビリー のイベントの際には、ブルーのシフォン系ワンピースをお召しになり、いよいよ定番ワンピースは卒業? かと思われたところ、再び今回定番デザインのワンピースに戻った模様。もしくは礼拝という場では、伝統的でクラシックな装いをされているのかもしれません。

またワンピースに合わされたリブタイツも、シャーロット王女スタイルに欠かせないものといえるでしょう。髪に結ばれたリボンも、タイツと同じブルーのヘアゴムでハーフアップにされています。
 

不変的なスタイル、プリンセスのスモッキング・ドレス

2018年7月8日、ルイ王子の洗礼式。 ワンピース/アマイアキッズ 写真:Press Association/アフロ

思い返せば、誕生されてからずっと、シャーロット王女のスタイルは変わりませんでした。パステルカラーを中心に、リバティなど小花柄にパフスリーブのワンピースを着用。白いソックスとメリージェーン、髪にはお洋服と色を合わせたボウのヘアピン、成長されるとカチューシャに進化しました。

この画像が今から5年前の、3歳の王女ですが、まさか今でも同じスタイルを維持されるとは思っていませんでした。違うことといえば、胸のスモッキングがなくなったことと、ソックスがタイツに変わったこと。むしろタイツありきで、このワンピースがお似合いになっているとすら言えますが、果たして、このスタイルがどこまで継続可能なのか、またはシャーロット王女の好みに変化が起きないのか、興味津々です(笑)。