日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、素敵な友人に嫉妬してしまうというモヤモヤエピソードです。

「和製パリジェンヌ」な友人が人気インフルエンサーに!


エピソードをお寄せくださったのは、フランス語が長年の趣味だというマサコさん(42歳・会社員)。

社会人5年目のときに一念発起してパリ留学。予算の関係で1年ちょっとしか滞在できませんでしたが、ずっとあこがれ続けたパリ生活を(当時の私なりに)満喫しました。

留学前からフランス語を勉強しており、帰国後はそれを生かした仕事がしたいとマスコミやファッション系企業を受けたのですが全落ち……。結局、前職の経歴を生かして金融系企業の派遣職に就きました。以来、フランス語教室に通ったり、1人暮らしの部屋をパリ風インテリアにしたりとほそぼそとフランス好きを楽しんでいます。

同じフランス好きの友人が何人かいるのですが、その中に、最近「フランス映画に詳しいインフルエンサー」としてめきめき人気者になっている人が。

キャリアウーマンで、雰囲気のある美女。でもそれを鼻にかけないフランクで豪快なキャラクターが魅力。特別お金をかけているわけでもないのにさりげないファッションもおしゃれで、「和製パリジェンヌ」だなあとずっと憧れていました。40歳でスピード婚して妊娠。産休中にはじめたインスタグラムとブログが徐々に注目されているみたいなんです。

私は彼女への嫉妬心が邪魔して、他の友人たちのように彼女を応援できません。フランス好き仲間で集まると自然と彼女の話になるし、「このおしゃべりのこともインスタグラムに投稿するのかな」と思うとなんだか心が重くなって、彼女に会うのも億劫になってしまいます。

素敵な友人がいることを誇らしく思いたいのに、卑屈な自分にモヤモヤします。

 


「自分と似ているのに、ちょっと優れている」人への嫉妬


同世代で同じものが好きな友人が、その分野でめきめき有名人になっていく……。確かに、嫉妬心が芽生えてしまいそうなシチュエーションですね。マサコさんのお気持ち、とても分かります。身近な友人に嫉妬してしまうのって、思った以上に苦しいですよね。

その人の素敵さはよく知っているのに、誰かから賞賛されていること・成功していることを素直に「よかったね!」と思えない。「なんで彼女と私はこんなに違うんだろう」とモヤモヤ考えてしまう。自分がなんだかとても卑屈で小さい人間に思えて、自己嫌悪に陥ってしまいそうです。

次ページ▶︎ 嫉妬する気持ちを分解すると?

【漫画】趣味仲間が人気インフルエンサーに!嫉妬してしまう私はどうすればいい?
▼右にスワイプしてください▼

 
  • 1
  • 2