もうすぐゴールデンウィーク! 普段忙しくされていても、この連休はゆっくりできる時間がある方もいらっしゃるのではないでしょうか? そんな時期におすすめしたいのが、「衣替え」前の洗濯(しまい洗い)です。なぜゴールデンウィークが明けるまでにしなければならないのか、お洗濯マイスターに詳しく教わります。

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冬から春の衣替えは、なぜゴールデンウィークが明けるまでにしないといけないの?
 

 

「冬物の衣替え(しまい洗い)のリミットがゴールデンウィーク明けまで、というのには、理由があります。

害虫が成虫になるゴールデンウィーク明けに洗濯をした衣類を干していると、その間に害虫が卵を産み落とす可能性があるからです。もしそうなってしまうと、卵が付着した状態でクローゼットにしまい込むことになります。保管しているあいだに、害虫は衣類を食べる幼虫となり、次の冬が来て洋服を取り出すと、虫食いの穴が開いてしまうことに繋がってしまいます。

それを防ぐためにも、今のうちに衣類を干して、衣替えをしておきましょう」(お洗濯マイスター大貫さん)
 

教えてくれたのは、お洗濯マイスターの大貫 和泉さん

ライオン株式会社 お洗濯マイスター 。消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士、健康予防管理専門士。洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきた経験と研究活動を融合し、日々の洗濯に役立つ情報をわかりやすく伝えている。https://lidea.today/about 


食べこぼしや皮脂などの汚れは、虫食いの原因に

食べこぼしがあり、虫食いの穴が開いてしまったニット。

「食べこぼしや皮脂などの汚れがついたまま収納すると、より大きな虫食いの原因になってしまいます。虫食いというと、ウールやカシミアなどの素材にだけ起こるイメージがあるかもしれませんが、汚れがついたままだと、レーヨンなどの化学繊維にも虫食いが起こってしまうこともあるんです」(お洗濯マイスター大貫さん)
 

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