「早くその山を登りたいです。不安ももちろんあるんですけれど、早く自分のモノにしたい。そのときに見える景色というのは、きっと今の僕には想像しえない、ものすごいものが待ち受けていると思うので」

総勢で100名を超える関係者が集まるという作品。ミュージカル界で今一番勢いのある俳優、甲斐翔真さんにとっても、これはそんな大きな山。本人が語る通り、新たな発見が多くあるに違いありません。

ミュージカル作品に出演を始めてから、まだわずか3年というキャリアにも関わらず、甲斐さんが出演しているのは『デスノート THE MUSICAL』や『RENT』に『マリー・アントワネット』『ロミオ&ジュリエット』『エリザベート』など、ミュージカルラバーは言うまでもなく、ミュージカル初心者でもタイトルを知っているという大作、名作ばかりです。185㎝という舞台映えする恵まれた体躯にパワフルな歌声、一瞬で虜になってしまう甘いフェイス……。25歳という若さで帝国劇場の公演で大役をつとめるという快挙が話題の『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』。彼にとって、この山を越えたあとに見える景色はどんなものになるのでしょうか。

前編
「「負けないように僕のやり方で」若きプリンス・甲斐翔真、ミュージカル界を無双中。影響を受けている存在は」>>

 


甲斐翔真 かい・しょうま
Shouma Kai

東京都出身、1997年11月14日生まれ。2016年に『仮面ライダーエグゼイド』のパラド/仮面ライダーパラドクス役でデビュー。テレビだけでなく映画界にも進出、活躍の場を広げる。初舞台を踏んだ2020年の『デスノート THE MUSICAL』以降、同年に『RENT』のロジャー役、翌年は『マリー・アントワネット』のフェルセン伯爵役、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のロミオ役(主演)などに出演、ミュージカル界でスターダムを一気に駆け上がる。2022年〜23年にかけてはミュージカル『エリザベート』にてルドルフ役に抜擢。『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』ではクリスチャン役をWキャストで演じる。

 


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【写真】25歳の甲斐翔真が舞台裏にいる若き脚本家に。年上の女性と恋に落ちる瞬間
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